平成27年 年頭のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。
たつき新聞では新年のご挨拶を申し上げておりますが、あらためてブログでも新年のご挨拶をさせていただきます。
「ケアビレッジたつき」を設立し、ある意味当法人は年中無休となりました。
既存の医院とデイサービスセンターつばき、そしてケアビレッジたつきのデイサービスセンターすみれの外来通所部門は1月5日より始業しております。
例年の如く、正月の間は処置や注射の方で数日外来を開け対応し、施設の往診などもあり正月が終わりました。
父を継承し医院へ帰ってきたころから、私は総合病院の研修や非常勤医師として現在も勤務しているため他院ほど外来枠を設けておりません。
最近では午前外来、午後往診、早朝や夜間診療なども特に都心では見受けられますが、当院も徐々に変化をしてまいりました。
昨年春より小林先生が水曜日に勤務していただくようになり、往診や医師会活動に時間を取れるようになりました。
また昔から伊藤先生が木曜日午後診療しに来て下さるので、分担し、時にはどちらかが緊急検査や往診対応をすることも可能です。
現在、火曜日午後を往診日とし川尻・安浦の在宅患者さん、そしてケアビレッジたつきを回っています。
安芸津風早の施設には水曜日午前中に往診に行かせていただいています。
その他、月曜日金曜日などにも在宅患者さんのお宅に定期的に往診をしています。
国が推し進める入院から在宅医療へのシフトは今後増加する見通しですし、医院(医師)としてはフットワークを軽くしないと地域のニーズに応えられないものと感じています。
今後の地域医療に大きな弊害となるのはマンパワー不足、医師や看護師、介護士など様々な職種において職員の確保は大きな課題となります。
地域包括は、川尻・安浦がひとくくりになっていますが、審査会や保健・学校活動など町毎に行われているのが現状です。
私はかねてから医師会など事あるごとに高齢者増加よりも就労人口の減少が大きな課題であることを言ってきました。
これを根本的に解消する方法はありませんが、少しでも解消する方法として考えられることは各組織の連携、外国人の導入を推し進めるしかないと思っています。
まずは、この地域で言えば川尻安浦が強く連携すること、近年分裂する組織が多い中で合併をしていくことも重要と考えています。
また一つひとつの業務のスリム化、これまでにも対策されてきていますが、介護保険更新の期間延長、利用見込みの無い介護保険申請の自粛、各種書類の統一化など考えればいろいろあります。
当法人内でもその取り組みをしていくことは当然ですが、法人内にこだわらず広い視点、大きな器で地域に貢献できる姿勢が大事だと思います。
その気持ちを忘れることなく今年も一年取り組みたいと思っていますが、口で言うほどたやすいものはありません。
現実、昨年は想定以上に施設の運営や体制構築に苦労しました。今年立てなおさなければこのような理想は述べておれません。
職員一人ひとりの創意工夫、団結力がなければ成し得ない現実だと思います。
この形を今年作り上げることが当法人の進む道です。それが当法人の理念です。
忘年会でも新年互礼会でも全職員に伝えました。
この形を成し得なければ、この法人は終わる覚悟を持って理事長として取り組むので協力をお願いしたいと・・・
地域の皆様、関係各所の皆様におかれましては今年一年、温かくもあり厳しい目で法人を育てていただければと存じます。
今年一年どうぞよろしくお願いします。
医療法人社団たつき会 菅田医院
菅田 宗樹