R4.1.24ブログ

依然として新型コロナウイルスが猛威を振るう中、最前線で治療をされている
医療関係者並びに保健所職員の皆様に心から敬意を表します。

また、日々の生活や業務に苦慮されている方々、
共に助け合いながら乗り越えていきましょう。
先日の当法人職員のコロナ感染で、ご心配、ご迷惑をおかけしたことを
この場をお借りしましてお詫び申し上げます。
まだまだ油断できない状況です。
完全に防ぎ切ることは難しい状況ではありますが、適切に対応していくように
努力してまいります。

医院の方でも細々と風邪や発熱症状の方々の診療を行わさせて頂いておりますが、
抗原検査キット等も品不足となり、十分な対応が難しい状況です。
さらにコロナワクチン3回目接種も始まります。
感染対策などこれまで以上に注意して取り組んでまいりますので、ご理解とご協力をお願いします。

さて、今回は「敵と味方」について述べてみたいと思います。
少しシビアな話にもなりますが、実は「敵」という言葉はなんとなく馴染むのですが、
「味方」という言葉がどうも馴染まないことからテーマに取り上げました。
いつもながらに学も文才もない私の勝手な解釈にお付き合いください。

味方は「身方」や「御方」とも書くようですが、一般的には「味方」を使います。
かなり話がそれますが、コロナ禍で多くの方が楽しみを失い、
出歩かないので食に楽しみを見出している方も多いのではないでしょうか?
食べるばかりで太ったという方も少なくないようです。
美味しいものには人が集う、これが私にとっての「味方」にピッタリあう解釈です。
こう考えると「味方」は大したものではないとも感じます。
「味方」は美味しいものを一緒に食べた仲くらいに考えれば、
「今日の味方は明日の敵」は十分成り立つのかなと思います。

しかし腹ペコなら「昨日の敵は今日の味方」もありえるなと思いました。

幼稚な内容で何が言いたいのだとそろそろ叱られそうですが、
人は簡単にその時の気分や自己の状態で対応が変わると思います。
戦国時代にも敵味方、裏切りなど様々だったと思いますし、
現代では利益が絡むと醜い争いが始まったりします。
またコロナ禍でストレスを溜めておられる方も少なくなく、
これまで我慢できたり、気にならなかったことでも気になったり腹を立てたりするように
なります。

そんな現実を見ていると嫌になることもあるでしょう。

ただ貴方だけが不幸せなわけではありません。
逆に貴方だけが幸せなわけでもありません。

誰かと比較したり、今までの自分と比較するから不公平感を感じるのです。
比較するから自分の中に敵や味方が作られるのです。

そこで私からのお願いと提案です。
自分自身が好きなこと、自分自身がすべきこと、自分の役割を振り返って
取り組んでみてください。
比較するのではなく、そうやって生きていれば
自然と寄ってくる人は増え、敵を自分の中で作ることはありません。

最後に一言、悔いのない今を活きていきましょう!
この言葉を自分自身に言い聞かせたいと思います。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。


医療法人社団たつき会菅田医院 菅田医院 菅田宗樹

ouen

女性の漢方薬について!

最近はCMでもよく目にしますが、
漢方薬で婦人薬と検索すれば「命の母」、「ルビーナ」、「中将湯」などが出てきます。

本来漢方薬とは、江戸時代に入ってきた医学を蘭方と呼んだことに対して、
従来からある伝統医学を漢方と呼んだことに始まります。
代表的な漢方婦人薬には、
当帰(とうき)(しゃく)薬散(やくさん)(23)、加味逍(かみしょう)遙散(ようさん)(24)桂枝茯苓(けいしぶくりょう)(がん)(25)などがありますが、
およそ2千年前からある薬です。
有名な「命の母」は当帰芍薬散をメインに桂枝茯苓丸と加味逍(かみしょう)遙散(ようさん)(24)を合わせて
考えられた処方で、今は小林製薬が販売しています。
アリナミン製薬の「ルビーナ」は、漢方処方「連珠飲(れんじゅいん)」に由来した漢方薬です。

「連珠飲(れんじゅいん)」は、江戸時代に日本で生まれた漢方処方ですがエキス剤にはありません。

血のめぐりを良くして体を温める“四物(しもつ)(とう)(71)”と、
水分代謝や乱れた自律神経のはたらきを整える“苓桂朮甘(りょうけいじゅつかん)(とう)(39)”の
2つの漢方処方を組み合わせたものです。

ツムラの「中将(ちゅうじょう)(とう)」は創業家に代々伝わる家伝薬だそうですが、
これに漢方薬で一番近いものは何かというと、女神散(にょしんさん)(71)と四物湯の合方だそうです。

このように分解すると現代の婦人薬も理解し易くなります。

ただし、漢方薬の特性について考えてみますと、シンプルなものほどシャープということになります。
色々混ぜれば良いってものではありません。

上手に貴方に合う漢方薬を見つけていって下さい。



【代表的な女性のための漢方薬】
 
【実証⇒虚証】順に、(月経異常、更年期などに用いられる漢方薬)
  61桃核承気湯(便秘)~桂枝茯苓丸より更に症状が強く、便秘があるのが特徴
  25桂枝茯苓丸(駆瘀血剤の代表)~のぼせ、赤ら顔、肩こり
  24加味逍遙散(精神神経症状)~不眠、イライラなどの精神的な症状が特徴
  106温経湯(末梢循環障害)~口唇の乾燥、手掌のほてり・湿疹、しもやけ、冷え症
  23当帰芍薬散(血虚と水毒)~手足の冷え、顔色が青白い、めまい、浮腫

joseikannpou


R4.1.9ブログ

年末までは何故コロナ感染者が増えないのか不思議であり、
このまま抑え込めるのかと期待したのも束の間、
オミクロン変異株の出現で大変なことになっております。

今回の変異株は感染力の強さと速さが特徴となっているようで、
簡単には回避できそうになく、
急激な増加に多くの国民の気持ちがついて行けていない状況ではないでしょうか!?

これまで大丈夫だったから、これまで通りにしていれば大丈夫が通用しない状況になりそうです。

飲食の機会を避けるのは当然として、職場や学校など集団生活が行えない状況になることが
予測されます。

校医をしている学校には、始業早々に児童保護者に罹患者が出ることを想定し
できる準備を行っておくよう、またこれまで以上の感染対策が必要であることを
お伝えしましたが、情けないことに具体的なことを示せない状況でした。

当法人内でも医院では1月4日から感染対策の徹底、玄関対応や受診抑制などを強化し、
施設では面会禁止など緊急事態宣言下と同様の対応にすることを決めました。

これからまだまだ感染者数は増加するものと思われます。

医院の診療体制や感染症対策など、中期的な対応をしていかなければならないかと
思っております。

患者さんや医療介護関係者には大変なご不便やお手間を取らせますが、
ご理解ご協力の上、皆様の感染回避を願っております。

上記の状況を受け1月8日現在、当法人で行っている主な取り組みをお伝えします。

またコロナワクチン接種についても随時、情報提供していきますのご確認ください。
 
職員
 1.職場や生活の場面で行動自粛。原則会議はリモート。
      朝礼なども中止し、人が集う機会を極力減らし、施設間移動も原則禁止
 2.サービスなど距離が保てない場合など、感染リスクが高い場合は
      フェイスシールドや防護衣など着用して対応
 
法人対応
 1.面会禁止しリモート対応のみ
 2.県外からの受診は入室制限
 3.期間に余裕がある健診やワクチン接種などは延期
 4.長期処方増加や必要度の高い検査以外は延期、電気治療も減少・休止など受診抑制
 5.診療体制変更あり
   外来  菅田院長・伊藤医師・小林医師
   在宅  石井医師【外来予約可】・杉本医師

wakutinjouhou