R5.2.15ブログ

今年から「争い」をテーマにブログを書かせていただいております。

今回はまさに「争い」の代表的な「戦争」について述べたいと思います。

多くの方は、日本は平和な国で戦争などしない国と感じているのではないでしょうか!?しかしながら冷静に考えてみましょう!昔から国内でも戦争の繰り返しで、最近で言えば昭和の時代に戦争がありました。経験された方の多くがご存命です。

ウクライナやガザ地区、その他の内戦など世界を見渡せば常にどこかで戦争が行われています。身近な例えで言えば交通事故と同じように戦争をして良いことは当事者にとっては何もありません。(武器などを売る商売の方は儲かるのでしょうが…)

戦争も結局は欲や貧困などにより窮地に立たされたことが原因で始まってしまいます。ウクライナの状況を見てわかると思いますが、始まってしまうとなかなか終わらせることも難しく、戦争中の犠牲の恨みも増幅していき、やられたらやり返す気持ちがさらに終戦を難しくさせます。

「100億円あげるから明日人生が終わる」と言われてもらう人はほとんどいないと思います。それだけ人の命には価値があり、お金では売り買いできないものだと思います。そんな大事なものを沢山失う戦争はしてはいけないことだと思います。

しかし国益などを考えて交渉では解決できないときに力ずくで行われるのが戦争、「・・・ファースト」という言葉がよく使われますが、すべてダメとは言いませんが自分だけ、自分のところだけが良くなれば良いとの意味を強く感じるので私は好きな言葉ではありません。

以前にもお伝えしたことがありますが、忘己利他の利他の精神が育まれれば戦争は無くなると思います。災害の地にボランティアに行かれるのも利他の精神かと思います。

自分を犠牲にするまでもなく他人の幸せを願い、感謝の気持ちを持つことが大切なのではないでしょうか!

私もまだまだ不十分なので得を考えず、徳を積まなければなりません。

1日でも早く、一つでも戦争が無くなることを願います。

R6.1.14ブログ

昨年は地域包括ケアシステムについて述べてきました。 

この意識は地域を守り・創るためにはとても必要なことです。これについてはまたいつか取り上げていきますが、今年は違った視点で「争い」について述べていこうと思います。

「争い」とは「戦争」は勿論ですが、社会や学校でも「争い」は様々にあり、目線を変えれば受験も「争い」です。「争い」にも色々あり、場合によっては必要な「争い」もあるのかなと思います。

さて、その第1弾として一番述べたい「争い」は、個人の欲から生じる「争い」です。その中でも考えたいのは、組織(団体)が前進していくために必要な「争い」と不必要な「争い」です。

組織を良くしていきたいと考え実行し、ライバル意識を持ったり、より良いものを取り組むために行う議論は「争い」でも必要なものではないかと思います。

しかし組織を後退させ、結果が伴わない嫉妬や否定からの考えから出てくる「争い」は不必要なものであり、何も生まないものだと感じます。

日曜劇場にて【下剋上球児】がありました。監督がスターティングメンバーを発表したとき、選手たちは不信感を抱きました。しかし信じた監督が考えがあってそうしているのだから、自分たちは自分たちのできる準備をしておこうとする場面がありました。まさにワンチームであり、地域包括ケアシステムを創りあげるためにも、組織(団体)が向上していくためにも最も大事な考え方だと思います。

個人の考えが通らないとき、間違っていると思っていることを組織が進もうとしているときに意見も出さず協力もせず、争うことは何も生まないと思います。

違うと思うことに意見もせず聞き入れろと言っているわけではありません。

良くしたいという気持ちを持った者同士が意見討論する「争い」は大事ですし、先導するものは協力・同意してもらえるように説明し、目指すところを示していくことが大事なのだと思います。

嫌いだから、間違っているからではなく、組織(団体)にとって必要なのか、必要であれば自分には何が出来るのかを考えて取り組む姿勢が必要なのだと思います。

本年も前向きに、何か良いことが起こるように多くの方々が活きていけることを願います。

本年もどうぞよろしくお願いします。

R5.12.17ブログ

今年も残すところ2週間をきりました。寒さも厳しくなってきますので、お気をつけて年越しに備えてください。

さて、これまで地域包括ケアシステムについて様々な視点からお知らせしてきましたが、そろそろネタも尽きてきそうなので最後にしようと思います。あくまで私の概念であり、違うとお叱りを受けるかもしれませんが、たつき会の今後も踏まえてお伝えします。

今後地域で最も問題になるのは人手不足です。

そして団魂の世代が後期高齢者になられ介護サービスを十分に受けられない地域も増えていきます。さらには最期を迎える場所も希望に添えない状況も出てくると感じます。

そうしたことをできるだけ解消するには、共生と統合で事業を大規模化することです。

小規模の良いところは当然にあり、ダメだと言っているわけではありません。しかし、デイサービスでは50人の利用者を10人の職員でみることは可能でしょうが、10人の利用者を2人の職員でみることは困難だと思います。

そうした視点をもって地域を残していかなければ、結果的には必要な業種が無くなっていくのだろうと思います。できれば切磋琢磨しあえる状況があるべきなので、様々な業種が1つになるよりはどの業種も一定数残るべきだと思います。

こうしたことを行政や地域の方々が意識すべきで、サービスの質が悪ければ廃業されるか吸収合併されるべきです。より良いところが生き残っていくことが地域のためになるので、当然たつき会はより良いサービスで安心安全の医療と介護を提供し続けなければならないと考えています。

しかしながらすべての方にとって満足いただける医療や介護を提供することは困難であり、全ての職員が高いレベルの医療や介護を提供することも難しい現実もありますが、理想を求め続け諦めないことが大切だと思います。

すでに共生・統合は医療や介護だけでなく、様々な業種で始まっております。地域のことを考えて取り組まれている企業を応援していかなければならないのではないかと考えています。

選ばれるたつき会になるように、来年より新たなスタートをきる予定です。

たつき会の永続のためには一人の個人に求心力が集まることは好ましくないと考えます。たつき会の理念が求心力となり、理念に沿って一人ひとりの職員が仕事をすることが大切だと思います。

よって来年からは理事長として私は実権を放棄し職員に任せていくことを、職員に伝えました。最初は不安や失敗も多くなると思いますが、私が居なくなってもたつき会がより良い組織として永続するために様々なことに取り組んでまいります。

関わっていただいた全ての皆様に感謝し、これからのたつき会も応援していただければ幸いです。

皆様が慌ただしい年末を体調崩さず過ごされ、元気に明るく新年を迎えられますことを願っております。

R5.10.14ブログ

地域包括ケアシステムを念頭に様々な記事を書かせていただいておりますが、このたび新原呉市長のお話をお聞きする機会があり、私が考える地域包括ケアシステムの具体案を述べさせていただきました。

夢のような話と思われるかもしれませんが、こうした発想をもって少しでも実現していかなければ地域はもたないのではないかと感じています。(以前にお伝えする部分と重複している場合はご了承ください)

前々から発案し、動き、実現に至っていないのが送迎と給食システムです。

当院では患者さんのために受診される方対象に送迎を開始しましたが、コロナの感染対策により中止となりそのままになっています。また一医療機関が少数の患者さんのために人員を割いて取り組むのは地域包括ケアシステムの観点ではマイナス要因と考えます。

さらに以前、タクシー会社に患者さんと医療機関とタクシー会社が1/3ずつ負担してタクシーを利用して頂くのはどうかと提案しましたが取り入ってもらえませんでした。

このたび新原呉市長にも提案させていただきましたが、ウーバーイーツのように今いける人がキャッチして迎えに行くようになればいいなと言われていました。

実際にスマートフォンで連絡すればタクシー会社問わず近くの待機車が迎えに来てくれる時代ですので、近い未来に実現する、いやすでに実現しているのですが、費用の問題は解消されず、ボランティアなどが発展するとタクシー会社が廃業していくのだろうと思います。生活バスなども無駄が多いように感じます。こうしたことを地域で効率的に運用できるようになると住みやすい地域が長く保たれるのだろうと思います。

次に給食センターです。現在呉市では中学校の給食を増やしていく取り組みをされており、川尻ではずいぶん前から小学校から中学校に保温車で給食を配送しています。私はこうした地域の給食センターを地域の高齢者や介護施設などにも提供できるようにすることを以前から考え、提案させていただいております。食事は食育はもちろんですが高齢者にとってもっとも楽しみな生活の一部です。小規模では取り組めないことも大規模になることでメニューが豊富になりさらに無駄が減りSDGs的にも良いのではないかと思います。

私は少子高齢化よりも何よりも就業者減少を懸念してきました。ロボットなど無人化が進んだり、様々なシステムの発展で効率化が進み、人不足が解消されてくることを願っております。ただその先には人余りになることも懸念されます。足りないところをロボットで対応できる状況になればと願うばかりです。

最後になりますが、私は日本の医療が崩壊しないためには医師が必要だと思っています。しかしそうなれば、医師余りが起き、報酬は減っていき、なり手が減っていきます。すでにそうしたことをいち早くキャッチしている親や子供たちは医師になることを避け始めているようにも感じます。日本の医療は制度も技術も誇れるレベルと思ってはいますが、今後激震が走るのではないかと懸念しております。

いずれにしてもちょうどよいのがちょうどよいので、過不足なく地域が成り立っていくことを想像しながら一人ひとりの市民が取り組まなければならないのだろうと思います。

R5.9.15ブログ

地域包括ケアシステムを主題にお伝えしておりますが、少しは理解を深めていただけているでしょうか?私の説明が下手なのでなかなかご理解いただけないかもしれませんが、懲りずに続けさせていただきます。

今回は、地域包括ケアシステムを構築するための役割について述べてみたいと思います。

早速ですがここで質問です。この地域包括ケアシステムを構築するために最も期待する、担ってほしい組織は何だと思いますか?

行政?公的機関?医療介護施設?一般企業?市民?私は今こうして掲げた順に期待しており、どこが欠けても構築はできず、すなわち市は廃れていくということだと思います。

傷は浅いうちなら治りますが、深くなれば致命傷です。今なら治りますが10年後は致命傷になっていると私は根拠もなく感じています。医療や介護制度も変わっていきますし、物価や環境も変わっていきます。広い世界で言えば国家間のパワーバランスも変わっていくと思います。そうした様々な傷がこの10年で深まっていくのだろうと思います。

簡単な例えで言えば「地球温暖化」です。致命傷になりつつある現状でもどの国も必死に取り組もうとしていない。原因は明らかなのに今の自由、便利さ、今後の発展を求めて環境は悪化していくばかりです。

月や宇宙開発に目を向けているようですが、地球ほど恵まれた環境は少なくとも近くにはないのですから、地球を大事にすることが一番だと思います。

この地域が廃れ、住みにくくなれば移住することは可能ですが、地球全体の環境が悪化すれば移住するところもなくなるでしょう。

地域包括ケアシステムの構築も地球環境もある意味一緒ですべての市民、県民、国民、人類が協力し合わなければ成し遂げられない難しい課題なのです。

前に進むには一人ひとりの意識が変わっていくしかありません。

「誰かがやってくれる」では絶対に成しえない難しい課題だと思います。

R5.8.10ブログ

 今年の夏は本当に暑いですね!最低気温が30度のような日もあるようで寝苦しく夜通しエアコンをつけている方も少なくないかと思います。

 さてそこで今回は、地球温暖化対策と地域包括ケアシステムを強引に関連付けて考えてみたいと思います。

 地球温暖化対策として、たつき新聞にも掲載しましたが、夏場をしのぐ方法としてショッピングモールなどを活用することをお伝えしました。すなわち公共施設やモールなど多くの方が集える場所の活用です。

 ではこのあたりでそんなところがあるでしょうか?呉で言えばゆめタウン、呉市役所、川尻安浦でもやはり支所、グリーンピアせとうちでしょうか…ただ省エネと暑さをしのぐためだけでは芸がありません。

 そこで突拍子もないアイデアを出させてもらいますが、地域資源を活用して地域活性化と省エネ、皆で真夏を乗り切る企画「川安夏プロジェクト」を提案します(笑)

 川尻安浦支所にはホールや沢山の部屋があります。グリーンピアせとうちにも沢山の部屋や宴会場、レストランや大浴場もあります。こまごまとした制約はここではさておき暑さをしのぎながら、沢山の企画で1日を通して過ごす企画として考えます。

 なのであえて今回はアウトドアを避けて提案させていただきます。

 ホールでは地元の方々が参加するコンサートやカラオケ大会、映画上映などを行い、各部屋ではテーマを決め、絵画展や書道展、盆栽展、骨董祭を開催し、的あてや金魚すくいなどお祭り企画なども行う。パンの販売など出店的なものも行うなど週末は支所に集合みたいなものはどうでしょうか!?

 移動は原則行わないが、当然に川尻と安浦を結ぶ送迎バスはありだと思いますし、介護施設の入居者さんにも来てもらい楽しんでいただく。

 町では文化祭などしてるじゃないかと怒られそうですが、私が感じているのは総合文化祭的なことです。大きな企画の方が集まる人も増え活性化し、世話役の方々の負担もトータルで考えれば少なくなると思います。

 非現実的だと笑われるのが落ちですが、こうした突拍子もない発想から仲間が増え、実現できることを模索し始め実行されたことも意外に多いのではないかと感じますし、結局諦めている人が多いだけだろうと感じます。

 こんなことをもし発想する人がそばにいれば、私は間違いなく話を聞きたいと伝えますし、少々無謀でも協力したいと思います。ただこれには私にとって最も大きな問題になるのは5類になったとはいえコロナ感染症です。

 しかし夢物語でも少しでも取り組めるようにまずは法人内で感染対策をしながら夢をかなえる取り組みを進めていければと思っており、法人内の取り組みが地域に広がっていくことを期待しております。

 省エネから離れてしまいましたが、公共施設に集うことで個人宅の省エネにはつながると思います。様々な視点から皆で工夫していければと思います。

R5.7.15ブログ

梅雨も明け、夏本番ですが今年の夏はさらに厳しく、暑くなると台風の巨大化も心配です。

さて、世間ではコロナ感染者増加も夏祭りなど例年の行事が復活しているとの情報を見聞きします。我々にとっては複雑な心境ですが、懐かしく平時に戻りつつあることは嬉しいことです。

そのような中で今後の地域包括ケアシステムをどう構築していくかですが、私は以前からタイミングのずれという課題を感じています。

私で言うと、子供が小学生の頃はPTA役員、PTA活動や地域活動にも積極的に参加しておりました。その頃はいかに多くの方々を巻き込むかということが大きな課題でしたが、子供が卒業・入学といったタイミングで人が入れ替わり大きな力となれず疲弊している現状があるのではないでしょうか?

また川尻安浦に法人事業所を持つ者として将来この地域のためにどうするべきか考え続けてきましたが、少しずつ軌道に乗り始めたと思っていた矢先、コロナ禍により活動がストップしリセットさせられてしまった状況があります。

PTAだけでなく青年協議会や老人クラブ、自治会、子ども会など様々な取り組みをされている団体があります。これらは現実地域の人口減少でマンパワーは低下しているところが少なくないと思います。

しかしながらそんな中でも、子供のためにと活動を熱心に取り組まれているグループや個人はおられます。これらを結び付けて少しでも大きな力で地域の活性化、地域包括ケアシステムの構築に取り組んでいくべきだと思うのですが、なかなか良い手段が見つかりません。

賛同してくれる方々でまずは同じ方向に向かって取り組んでいけると良いのだろうと思います。

できるだけ協力支援して参りますのでお声掛けいただけると幸いです。

R5.6.15ブログ

 世界では様々な推移が出ています。皆さんにとってなじみがあるのは人口推移ではないでしょうか?2050年には日本の人口は何人になるなど耳にされたことがある方は少なくないと思います。「だから何?」とピンとこない方も多いのかもしれません。

 これまでに何度も人口減少や少子化などの問題点を書かせていただきましたが、今回は我々の業界に特化した推計についてお伝えしたいと思います。

 地域にもよりますが特に広島を中心にお伝えしますと、すでに後期高齢者の人口増加は緩やかになり外来患者さんは減少傾向にあります。

 裏を返して言えば、今後外来対応医療機関は少しずつ必要なくなるということです。

 しかしながら在宅診療(往診)は2040年までは減少しないと言われています。呉に限定するともう少し早くに減少し始めるのかもしれませんが、まだしばらくは増加していきます。

 川尻には外来対応医療機関は比較的多くありますが、在宅診療(往診)の対応をされる医療機関はわずかです。

 そのため当院が在宅診療(往診)に力を入れなければ地域の方々が困る状況であり、私の外来時間を減らして在宅診療(往診)に対応しなければならなくなっているのが現状です。

 現在、学校医・医師会病院の非常勤医師・産業医・ワクチン接種など外来診療だけでない業務も行っており、外来枠を減らしても在宅患者さんは増えつつあり、受け入れられる時間は無くなってきている状況もあります。

 こうした推計を考えながら時代を先取りしてこれまで20年以上地域医療に携わらせていただいております。

 医療については上記に述べましたので、続いて介護事業について簡単に今後の見込みをお伝えしておきます。

 居宅(ケアマネ)はしばらく必要度が増し続けます。通所は今後、少しずつ利用者が減少してくると思われます。

 短期入所や入居施設はまだまだ増加していきますが、呉市は今後医療機関の病床整備が大きく変化するだろうと推測され増加しない可能性も十分に考えられます。

 訪問看護・訪問リハビリ・訪問介護(ホームヘルプ)はもうしばらく増加していきますが、入院や入居が増えていくことから10年後くらいから減少傾向になっていくものと思われます。

 なぜこうしたことをお伝えするかと申しますとこれも地域包括ケアシステムが関係します。必要度が低くなる介護事業所は評判のよくないところから経営が成り立たなくなります。

 もしくはすべての介護事業所がぎりぎりで体力を失い共倒れになるかです。

 以前の記事でも書きましたが、コンビニが地域に無くなれば町民の方々はとても不自由になります。

 介護事業所も共倒れになると当然に近くのところを利用したくても利用できなくなり困ると思います。では遠くの事業所が迎えに来てくれるでしょうか?

 人員不足で疲弊している事業所が遠くの人を送迎するデメリットを避けることになるのは当然です。

 そうしたことも利用される方々、計画するケアマネが考えていかなければ地域が衰退していくこととなります。

 介護事業所は選ばれるサービスや介護の質の向上に取り組まなければなりません。

 そうしたことも地域包括ケアシステムの構築であることを知っていただきたくお伝えさせていただきました。

R5.5.16ブログ

今回は地産地消について述べてみたいと思います。

皆さんは普段の生活の中で地産地消を意識していますか?

私は意識していますが、なかなか難しい部分もあります。

では、皆さんはどんなことに意識していますか?

これまでも地域包括ケアシステムの観点からお伝えしてきましたが、地域で生活する上で必要なお店は残ってもらわないと将来困ります。すぐに思いつくものとして衣料品店、食料品店、ガソリンスタンド、生活雑貨店、理・美容院、電化製品店などかと思います。

しかしながら近年インターネットの発達や宅配(移動販売)の発展でなくても困らない状況になりつつあります。

高齢者は出かけることが難しくなることを考えると理にかなっている部分はありますが、詐欺の問題やインターネットが使えないなどの問題が生じてきますので対策は必要と思います。

では、本当に地域にないと困るものはなんでしょうか?(公的なものは除く)

ガソリンスタンド、24時間営業のコンビニ、医療・介護サービス、理・美容院などでしょうか!?ときどき見かけますが何でも屋みたいなものがあると良いのかもしれません。

以上のことを考えると川尻、安登、安浦にコンビニが1つずつ、人口に合わせてガソリンスタンド、理・美容院、欲を言えば川尻、安浦にスーパーが残ってほしいですね!

私は当然、川尻を使います。ただ近年コロナ禍で感染対策の観点から理・美容院は近場を使えなかった現実もありました。

近場に必要と思うお店は是非とも地産地消を念頭にご利用されることをお勧めします。

今は車があるから川尻・安浦でなくても行けると思われているかもしれませんが、年を取れば運転もできなくなります。

逆に必要とされるお店は是非とも地元のお客さんを大事にしてほしいと思います。

地域を守れるのは地域の方々であり、一人では微力ですが個々がまとまれば大きな力となります。

自分くらいはいいだろうと一人一人が思えばまとまることは永遠になく、地域はすたれていくのだと思います。

最後に地域の産業を守るために地域を超えてアピールすることも大事なことも沢山あると思います。今は大丈夫でも10年後、30年後はどうなっているかをただ見守るのではなく作り上げていかなければならないのではないでしょうか!?

R5.4.16ブログ

 地域包括ケアシステムをテーマに毎月記事を書かせてもらっていますが、このたびはメディアでも取り上げられている少子化に関連した地域包括ケアシステムについて述べてみたいと思います。またこの少子化対策として深くかかわるのは政治です。地域では県知事や県会議員選挙が終わり、今度は呉市議選もありますので、その辺も含めて述べてみたいと思います。

 少子化については今に始まったことではなく、「今さら遅いわ」と政治に文句を言いたいところですが、私は正直諦めていました。少子化を多少は減速できても人口増に転じることは不可能であると思っていました。

 しかし地域によっては人口増に転じる可能性がある取り組みをされていることを知り、諦めてはいけないと反省しております。

 様々な取り組みがされる中、ただ単にその地域に人口が増える取り組みをしていては取り合いになるだけでなんの少子化対策にもなりません。その辺も考えながら根本的な少子化対策を国が総力を挙げて実行してほしいところですが、これに関しては各地域で取り組むことが現実的なのだろうと感じます。

 そのための財源を確保するため、どこかを削らなければならない覚悟が必要です。

 人が減れば地域は崩壊していきますので少子化は大きな社会問題だと思います。

 そこで少子化を地域で取り組むならば呉市の政治が動かなければなりません。残念ながら人口の減少は加速しています。呉市内の製鉄所や造船所なども閉鎖、縮小など厳しい状況になっています。観光も若干乗り遅れている感じがしますが、気候の良い瀬戸内海呉市で医療介護特区を作り、高齢者が移住し医療看護に関わる方々が呉市へ移住してくることをずいぶん前に知り合いの先生と語ったものです。

 何の検証もしておりませんし、ただ地域の人口を増やすだけの無責任な提案ですので、とりあえず聞き流してもらえればと思いますが、いずれにしても呉市の将来を考えて政治がしっかりと少子化に取り組まなければならないことだと思っています。

 少し話が矛盾するようですが、広い視野でみると世界人口を減らすことが必要かと思います。世界人口が増えたことにより、それに対応する食糧問題・環境問題などあらゆる側面から貧困で苦しむ人口が増え、明らかに地球の人口は定員オーバーとなっています。このような人口問題は、世界規模で考えなければならない問題だと感じます。

 余談となりますが、医師会も選挙で政治に関与しますが基本的には我々の業界は選挙、政治に関わらないでよい職種だと思っています。なぜかと言うと絶対に必要な職種だからです。医療介護をないがしろにすると医療介護職に就く方がいなくなると思います。正直今のままではそうなっていくだろうと思っています。そうなれば一番困るのは国民です。そして非難されるのは政治家です。

 介護職などには処遇改善手当が支払われるなど対策も実際にされています。コロナ禍で多くの医療機関が疲弊する中、それなりに国の支援はあったと感じてはいますが、職員一人一人にその恩恵がどれほどあったのか、少なくとも当法人では職員には多少の恩恵はありましたが、様々な負担に見合った対価であったかは疑問です。

 最後は愚痴になってしまいましたが、地域包括ケアシステムを構築するには様々な職種や人がいてこそできることです。老若男女問わず地域の人たちで意識を高めて取り組まなければならないことだと思います。