たつき会 コーディネーター

梅雨もまっただ中で、各地で被害が出ています。この地域でも警報が続いておりますので注意してください。
 
今回は法人の新たな取り組みであるコーディネーターについてお知らせします。
昨年度までは研修委員、実行委員、禁煙対策委員、感染対策委員など各施設から
それぞれに1.2名選出され委員会を実施していました。
しかしこのたびは研修・企画・人事・環境・広報・行事・外部・ITと8つのコーディネーターを設け、
感染対策委員以外を廃止しました。
 
これまで多くの委員が選出されていましたが、それぞれ主・副・管理の3名を配置し責任を明確にし、
小数精鋭で選任しております。
 
早速に機能し始めており、利用者さんにとって、職員にとって、地域にとって
大きな役割を果たしてくれるものと期待しております。
 
それぞれのコーディネーターの紹介もしたいところですが、長くなりますのでやめておきます。
法人として力を注いでいく大きな役割を担っていただいていることは間違いありません。
 
法人の取り組みに興味、関心がございましたらいつでもお問い合わせください。

tatukicordinate

 

‘よく眠れない…’が続くあなたに

暑さや湿気に悩まされる季節となってきましたね。
特に夜は空調機をつけるまでもないですが、
蒸し暑くて寝苦しいなと感じる日が多いのではないでしょうか?
Print 
今回は長期的に睡眠で悩まれている、そんな方に試して頂きたい漢方薬を紹介します。
しかし、漢方薬には、飲んですぐに眠気が期待できる『睡眠導入剤』のようなものはありません。
漢方薬は睡眠導入剤と違い、1日3包の服用により心身のバランスを整えるので『睡眠の質』を改善、
つまり『ノンレム睡眠を増やす』ということが最近明らかになってきています。
なので、『眠れないからこの漢方だ!!』という決まりの処方はありませんが、
今回は一般的によく用いられている漢方薬を例に挙げてみます。
 
1.抑(よく)肝散(かんさん) ((よく)肝散(かんさん)加陳皮半(かちんぴはん)())
興奮しやすい、神経が高ぶりやすい場合に用いられる処方で、最近では認知症の周辺症状に対しても
使用されることの多い処方です。元々は小児の夜泣き、いわゆる癇の高ぶりを抑えるために使用され
てきました。不安で眠れないというより、イライラして眠れない場合に有効です。
 
2.酸(さん)(そう)(にん)(とう)
心も体も疲れ切っているのに、逆に気が高ぶってしまって眠れない場合に有効です。
不眠で用いられる漢方薬のファーストチョイスといわれている漢方薬です。
ノイローゼ気味な方は良いかもしれません。
 
3.加味帰脾(かみきひ)(とう)
上記で見られるような症状に加え、さらに不安感が強い、元気がない、食欲不振、強いストレス
などの症状が見られる場合に有効です。また顔色が悪い、もともと貧血気味な方は良いかもしれません。
 
以上ご参考にしていただければと存じます。

近況のお知らせ-平成28年6月

先日19時過ぎに診察室を出て外を見ると、まだ明るい事にビックリしました。
良く考えれば6月ですから当然のことも季節感を失っていたようです。
また梅雨入りしうっとうしい季節でもありますが、
明るい時間が増えると得したような気になるのは自分だけでしょうか?
 
さてそんな季節ではありますが、4月から診療体制が変わり、その近況をお知らせします。
 
診察枠が増えたことと、患者さんが多い時期ではないこともあってか、
以前のように10人以上お待たせしたり、2時間以上かかることは皆無です。
私も少しゆとりを持って診療にあたることが出来、診察の合間に患者さんと
雑談も少しずつ出来るようになりました。
時々患者さんが、今日はどうしたのか?と患者さんが少ないことを心配していただいたり、
不安を感じておられる方もいるようです。
実際問題、月にいらっしゃる患者さんの数はそんなに減っているわけでは無く、
本当に良い診療体制が整ってきたと感じております。
 
また診察枠が増えたことで先生が忙しくなるとご心配を頂きましたが、
以上のことに加え医師会理事を辞めたこと、法人の状態が落ち着きつつあることなどから
日々ゆとりが少し増えたように思います。
 
医師会病院の非常勤医師としての取り組みは木曜日から水曜日に変わり、
水曜日の午後は比較的時間が取れる状況です。
木曜日は午後伊藤先生にお任せし、施設往診に行っており夕方には終わりますので
6月からは本当にゆとりが持てはじめた感じです。
 
これまでため込んでいた、したいことを取り組み始めようかと思っています。
 
梅雨で蒸し暑く、体が慣れていない状況で熱中症や食欲不振など体調不良にお気を付けください。

shinsatu