夜、ふとんに入ってもなかなか寝つけない、眠りが浅く夜中に何度も目が覚めてしまう。
早朝目が覚めて、そのまま眠れない。一睡もできない・・・などなど
不眠は経験した人にしか分からない非常につらい症状です。
睡眠には個人差があり不眠は本人がふとんから離れるときの不快感、不満感が大きな問題になるのです。
熟睡できないと、日中の体のだるさ、眠気が残り、夜にまた眠れないという不安で、
また寝つきが悪くなるという悪循環なのです。
不眠の原因は・・・
① 騒音や時差など外部環境の変化
② 痛みを伴う身体の病気
③ 薬物の副作用・精神の病気・更年期障害・ストレス
などが関係していると考えられています。
漢方薬にできること
漢方薬は西洋薬の睡眠薬のように1剤で確実に眠れるというものではありません。
患者さんの体のリズム障害や不調を改善していき、原因となる肉体的・精神的な不調を整え、
自然な眠りがおとずれるよう調節していくのです。
どんな漢方薬があるかというと・・・
① 神経のたかぶりイライラして眠れない場合
→抑肝散.抑肝散加陳皮半夏
② 心身が疲れ切って眠れない場合
→酸棗仁湯
③ 虚弱体質で貧血の人で眠れない場合
→加味帰脾湯
などが使われます。
暮らしの中での予防法!!
① カフェイン含有の紅茶、コーヒーなどは就寝前には避けましょう
② 夜間の運動は避けて、自分にあった運動を夕方にしましょう
③ 就寝前にゆっくり入浴し心身ともリラックスしましょう
④ 寝室・寝具に工夫してみましょう
不眠でお困りの方は相談ください!!