R元.12.17ブログ

今年も残り少なくなりました。
インフルエンザも増加傾向となっておりますので、皆様お気を付けください。
私の自由なブログも今年最後になります。
本来は来年に向けて明るく楽しい話題をテーマにしたいのですが、
来年の課題としてお伝えしたいことがありますので、述べさせていただきます。
まず1つは、ネット上で忘年会は無意味との話題が上がっていることです。
時代だなと思いますが、それではすまされない危機感を覚えます。
何度もお伝えしておりますが、今後少子高齢化が世界トップの状況になります。
当法人では「地域包括ケアシステムを樹立する会」など立ち上げ、
地域のコミュニケーション、顔の見える関係を作るために努力しておりますが・・・
忘年会を無意味とし高齢者や上司など人と付き合うことが無駄と思われる方は、
今後の社会や高齢者を救えないと感じます。
人は壁や苦手や嫌いを乗り越えて、鍛えられ乗り越えられる心身を創り上げられるのではないかと
思います。
何より年配や上司、経験者の話はとても得るものがあります。
本は一方通行ですが会話は動くので面白いと私は感じますし、有意義だと思います。
 
長くなってしまいますが、反発もあることを覚悟してもう一つ考えていただきたいと思います。
コンビニの正月休みを訴えられているニュースを見ました。
ストライキ、みんなで休めば怖くない的な流れになっていると感じます。
私は震災前の昨年5月にコンビニの輪番制を唱え、中国新聞にも掲載していただきました。
主な訴えとしては夜勤者を確保する意味もあり、地域にコンビニが24時間営業することは
効率性が悪いこと、多少の不便はあっても地域に一つコンビニがあれば良いのではないか、
そうすることで一晩の収益も上がりコンビニ運営にもプラスになるとお伝えしました。
しかしながら防犯上やコンビニメーカーの方針、物品の輸送管理などの面で大変難しいとの話を
オーナーさんよりお聞きしました。
昨今、コンビニを運営するのは「24時間365日営業」のことと知っていて取り組まれている訳ですから、
今になって文句を言うのは違うと感じます。
しかしながら人材不足となり、店長に負担がかかる事実、働き方改革の面でも
対策していかなければならないことだとは感じます。
体がもたない、休みにさせろという発想は私には受け入れられません。
なぜならば地域ファーストではなく自分ファーストだからです。
これからは共生の時代です。

コンビニだけでなく我々医療や介護・その他様々な地域の企業が、
縦ではなく横の関係を発展させなければならないことを意識してほしいと願います。
長くなりましたが、是非とも来年は一人でも、一つの企業でも、一つの地域でも
地域包括ケアシステムを意識して地域づくりにお力添え頂きたく存じます。
 
医療法人社団たつき会菅田医院 菅田医院 菅田宗樹

komyuniti

早めの治療と抵抗力をつけることが大切です!~高齢者のかぜ~

高齢者や虚弱体質の人は、抵抗力が弱まっていることから、かぜを引きやすく、治りにくいのが特徴です。
また、胃腸の調子が悪くなったり、かぜが引き金として、気管支喘息がぶり返したり、
肺炎などの合併症が起こることもあります。
また間質性肺炎やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)・肺気腫の急性増悪期を引き起こしたりもします。

今、流行ってきている季節性のインフルエンザのように症状の激しい場合、
重症化すると命にかかわることがあるので注意が必要です。
 
かぜには特効薬はありません。

とくに高齢者や虚弱体質のかぜ予防には免疫力を高め、ウイルスに負けない体を作ること。
こじらせないうちに早めに治療することが大切です。

とくに今の時期(インフルエンザの流行期)にはワクチン接種を必ず受けて、予防することが重要です。 
 
漢方薬にできること!!
抵抗力の弱まった高齢者は、かぜの諸症状のほかさまざまな体の不調を訴えることがあります。
もともと持っている自然治癒力を高めることが漢方薬の特徴です。

主な漢方薬としては 
①   麻黄附子細辛湯 ➡ 顔色悪い、頭痛・発熱・悪寒、咳が出る
②   竹筎温胆湯   ➡ 微熱が長引き、痰が多く出て眠れない
③   麦門冬湯    ➡ 乾性の咳嗽
④   補中益気湯   ➡ 虚弱者で胃腸が弱い、寝汗をかく、食欲不振・倦怠感
  
このような漢方薬が体質や症状にあわせて使われます。
今はかぜもインフルエンザも流行ってきています!

お困りの患者さんはぜひ、ご相談下さい!!

shizentiyuryoku

R元.12.9ブログ

今年も残すところ、数週間となり寒さ厳しくなってきました。
現在当法人では来年度(当法人は6月)の体制を考えながら、
様々な準備や取り組みを行っております。
今年は、山下先生が加わり往診体制が変わりつつあります。
さらに9月より整形リハビリ専門の石井先生も加わって頂いております。
 
今回は専門の石井先生が主で対応しようとしている、整形やリハビリの往診ついて
ご紹介させていただきます。
 
私はこれまで総合医として、内科的疾患は勿論、整形や皮膚科、創傷
特に在宅患者さんでは褥瘡治療に携わってきました。
なので私自身は対応が難しい患者さんは少なかったのですが、在宅を対応されている先生方の多くは
内科医です。
そうなると腰が痛い、肩や膝が痛い、手が上がらない、歩けないといった多くの方が
在宅や施設で痛み止めと湿布で我慢されているのではないかと想像しております。
 
そうした方々に関節注射やブロック注射、さらには訪問リハビリと連携したリハビリで
少しでも痛みを和らげ、日常生活レベルを改善させれるのではないかと考え、
医療機関や施設など、さらには基幹病院にもご案内させていただいております。
 
寒くなるとこれまで以上に動けない、痛いといった状況になりやすく、当院がお役に立てればと存じます。
当院かかりつけの患者さんは勿論、他院かかりつけや他法人の施設に入られている方でも
対応は可能ですので、かかりつけ医や施設の担当者にご相談ください。
(症状と施設によっては対応が難しい場合があります)
 
来年も地域の為にお役に立てるように取組んでまいりますので、
ご支援とご協力をいただきながらより良い町づくりをしていきましょう!
 
医療法人社団たつき会菅田医院 菅田医院 菅田宗樹

rihabiri

R元.11.24ブログ

朝晩、日によっても寒暖差が大きい日が続きますので、体調に注意しましょう! 
さて当院では診療体制を充実させるため、変更が重なっておりますが、
最近は火曜日や水曜日の午前の駐車場が満車になることが多くなっております。
様々に原因は考えられますが、当院でも対策を考えている所です。
すぐに出来ることとしまして予約制の充実による分散をできないかと考えております。
皆様には大変ご迷惑をおかけしておりますが、
特に9時台は満車になっておりますので、時間をずらして予約頂ければと思います。
予約患者さんにはほとんど待ち時間なしで対応するため、
予約の枠を多く取っていないのでいっぱいになる事も予測されますが、
便利に活用いただければと存じます。
曜日はその時々で異なりますが、11時以降や午後の診療が比較的空いております。
ただ17時過ぎますと増えることも多いようですので、
ご参考にしていただければと存じます。
尚、今後インフルエンザなど高熱で受診される方も増え、重症者を優先しますので、
順番が変わることもあります。
皆様のご理解ご協力のほど何卒宜しくお願い申し上げます。

yoyakunegai

原因をつきとめ早めの対処を!!

せきは、気道に異物、ほこり、煙など何らかの刺激が加わったときに起こる
一種の反射反応で異物や刺激物を取り除くための防御の役割をしています。
せきには
「コンコン」という痰の出ない乾いたせき(乾性咳嗽)と
「ゴホンゴホン」という痰を伴う湿った咳(湿性咳嗽)の2つのタイプに分かれます。

乾いたせきはかぜの初期や急性気管支炎などが疑われます。
長い間せきが続く時は咳喘息や肺結核の疑いもあります。
乾いたせきも続くと湿ったせきに変わることもあります。
湿ったせきはかぜや気管支炎の進んだ状態や、肺炎、肺結核、気管支拡張症などが疑われます。
痰が出る場合、痰の量や色、粘りなども病態を見分ける大事なポイントになります。

症状を抑えると共に原因に対する治療も大切です。
 
漢方薬にできることは?
漢方薬では咳と痰だけでなく全身状態と個人の体質を診て処方が決まります。
 
①    麦門冬湯  ➡ 気道の炎症を抑え気管を潤し咳をしずめる
    小青竜湯  ➡ 風邪の初期で湿った咳、薄い痰が出る場合
    清肺湯   ➡ 炎症が強く、粘性・膿性の喀痰の場合
④    滋陰至宝湯 ➡ 比較的切れやすい痰で量のさほど多くない場合
⑤    滋陰降火湯 ➡ 老人・虚弱者で夕方・夜間に咳が頻発する場合
                                     
熱があるか?のどが痛むかどうか?くしゃみや鼻水を伴うか?痰が粘り気があるかなど
症状によって薬が違います。
 
「たかがせき」と思わず早めにご相談下さい!!

seki2

R元.11.4ブログ

過ごしやすい秋が過ぎ?すでに冬の寒さを感じます。
例年になく早いインフルエンザの流行が始まっております。
さてそんな中でプロ野球も終わり、ラグビーワールドカップも終わり、
フィギュアスケートのシーズンであり、バスケットのシーズンでもあります。

サッカーは大詰めですが、先日テレビを見ていて

日本でプロ選手が一番多いスポーツはサッカーである!?〇か×か?

答えは×、プロゴルファーだそうです。
確か6000人以上だったかと・・・
トーナメントに出るプロだけでなくレッスンプロも居ますし、定かではありませんが
一度プロになったら、死ぬまでプロなのだろうと思います。
 
野球かな?バレーか?いややっぱりサッカーか?など考えましたが、全く考えなかったプロでした。
どうしてもテレビに出たり、リーグがあるものがプロのように思いますが、
もっと視野を広げなければならないことを教えられました。

また思い込みは視野を狭まる要因になることも感じました。
 
こんな経験は人生で沢山あると思います。
社長!先生!と言われると会社の社長と教師や医師を想像しますが、様々な場面で使われます。
 
言葉は難しいです。
 
しっかり風邪予防をしてください!

inonakakawazu

ゆううつなトイレを快適に!!

排尿困難とは、尿がでにくいことをいい、
力を入れないと出ない、出る時に勢いがない、だらだらと出て切れが悪い、出そうなのに出ない
といった症状のことを言います。
尿は血液で運ばれた体内の老廃物などを腎臓でろ過したもの。
尿が腎臓の腎盂にたまると尿管の運動によって膀胱へ流れていきます。
膀胱に尿がたまると神経を通じて脳に伝わり、脳の指令を受けて尿意が起き、
尿道から排出されるというのが、排尿の仕組みです。
年をとると、膀胱の筋肉が衰え、尿道がスムーズに開かないため、尿が出にくくなります。
また尿道の間に腫瘍や結石などがあると膀胱に尿がたまっても出にくくなります。
また、高齢の男性に多い前立腺肥大症や前立腺がん、前立腺結石、尿管結石などが尿を出にくくする
原因として考えられます。
おかしいと思ったら、お医者さんに相談してください。
 
漢方薬にできることは??

漢方薬では全身症状の改善を目標にしています。

体力を回復し血行を良くし、冷えをとり除きながら、つらい症状を楽にしていきます。

すぐに効果が出るわけではないので少し長く服用してみましょう!
 
排尿困難によく使われるのは
 
①  八味地黄丸、牛車腎気丸➡ 比較的体力が衰えた人の腰痛・排尿痛などを伴う場合で
                           主として高齢者の前立腺肥大や膀胱炎がある場合に使われます。
②  猪苓湯        ➡ 残尿感、排尿痛がある場合
③  清心蓮子飲      ➡ 女性:冷え性、神経質、口喝のある場合
             ➡ 男性:胃腸が弱く倦怠感が強い場合
④  竜胆瀉肝湯      ➡ 残尿感、排尿痛、尿の濁りがある場合
 
こういった漢方薬を体質・症状に合わせて使っていきます。
 
お困りの患者さんはぜひ、ご相談下さい!!

hainyoukonnan

R元.10.9ブログ

秋らしくなってきました。気温の変化で体調を崩されませんように!

さてここ数年私は湯来に行くことが多くあります。
といっても2か月に1回程度ですが・・・
 
湯来と言えば温泉?鮎?とのどかなイメージかと思います。
しかし私はその温泉でも鮎でも、のどかなイメージをドライブするわけでもなく
体育館に向かいます。
子供の習い事で行くのですが、朝9時に到着し17時出発します。
帰れば地元の道場の練習なので1日が剣道で終わります。
 
以前は練習の内容など見ていましたが、年数が経ち仕事も忙しくなってきて、
ITなど環境が整ったこともあり、車に戻って仕事をすることが増えました。
スマホでパソコンをインターネットに接続し、法人のメーリングや各種資料を
作成したりしています。
 
せっかく湯来に行っているのだからもう少しゆっくりと時間を過ごせればと思うこの頃です。
釣りはしてみようかと思ったことはありますが、もう何年もしていません。
なのでゆっくり温泉なのだろうと思いますが、すぐにのぼせるので長湯はしないでしょう。

とりとめもない話になりましたが、最近は少し難しい内容が多かったので気分転換に書いてみました。
 
医療法人社団たつき会菅田医院 菅田医院 菅田宗樹

 

hitoneko

高血圧の漢方について!

ご自身の血圧知っていますか??また、正常な血圧値を知っていますか??
一般に正常な血圧は最高血圧130mmHg~最低血圧85mmHg未満とされています。
また140/90mmHg以上を高血圧とし、治療が必要と考えられます。
40歳以上で多く見られる加齢・遺伝・肥満・食生活などさまざまな要素が絡んで
原因のはっきりしない「本態性高血圧」は血圧が高い他は自覚症状がほとんどなく、
気づかない人もたくさんいます。
高血圧はほうっておくと脳血管障害や心筋梗塞、心臓肥大などの原因になる可能性も
あります。
合併症を起こさないよう早めに治療することが大事です。
まずは自分で血圧を測ってみましょう!
 
★漢方薬にできること! 
漢方には血圧を短時間で劇的に下げる薬はありません!
血圧の高い患者さんの中にはストレスなどによる頭痛・めまい・のぼせ・肩こりなどの
症状を訴えたり、それが原因で血圧のコントロールに支障をきたしている患者さんもいます。
漢方ではそういう自覚症状を改善し、患者さんのQOL(生活の質)を改善することを
目的としています。
 
①  柴胡加竜骨牡蛎湯 ➡ 不眠や動機を訴え神経過敏になっている人  
②  加味逍遙散 ➡ 神経系の症状が強く冷え・のぼせなどの更年期症状のある人 
③  釣藤散 ➡ 起床時に頭痛を訴える人
 
個人の体質・症状に合わせて処方を使分けていきます。 
                        
★暮らしの中の予防法
①  睡眠をよくとりましょう
②  適度な運動により体重をコントロールしましょう
③  塩分の摂りすぎには注意 1日7g以下にしましょう
④  果物や生野菜、海藻、小魚をとりましょう
⑤  アルコールは適量に抑えましょう
⑥  たばこは厳禁!!
 
お困りの患者さんはぜひ、ご相談下さい!

ketuatucheck

 

R元.9.8ブログ

9月になり医院は診察室の改装を行い、診察室を2つに増やしました。

第1診察室を主に内科系、第2診察室を主に外科系で使っています。
受付内も手洗い場を除去してスペースを広げ、机の配置などが変わっています。
またRS_Base等システムの導入でエコー、心電図、動脈硬化、血液検査、レントゲンなど
ほとんど全ての検査を一括管理できるようになっています。
10月からは電子カルテが起動し始めます。

慣れるまで数か月はバタバタするものと思います。

患者さんにもご迷惑をおかけすることがあるかもしれませんが、
ご理解ご協力いただければ幸いです。
またこれまで第1.3土曜日に診療していただいていた
整形、リハビリ専門の石井先生の外来診療が変更となり、毎週火曜日午前が増えました。
より整形外科診療の質の向上と在宅診療の充実にご協力いただけるものと思います。
地域が少しでも安心でき、いつでも多くの疾患診療に対応できる医院づくりに努めてまいります。
10月からは安浦町限定で試験的に無料送迎を予約制で開始します。

お役立ていただければ幸いです。

その他様々なご要望やご意見などありましたら、当法人ホームページの各施設ごとに設定されています
お問い合わせをご利用いただければと存じます。


heartmuneki