H29.9ブログ part2

最近ふと考えるのは、生活をしていく上で、昔と今とで皆さんは何が違うと思いますか?
 
私は職業柄もあるのか、手間が減り、効率的になったと思っています。
その反面、煩わしいことも増えてきたと感じます。
 
医師は学会発表や論文などを書きますが、教授、上司のチェックが入り書き直しです。
昔なら全て手書きですから、書き直しです。今ならワープロででも簡単に直せます。
とても効率的ですが、その反面昔に比べて書類作成が増えました。
手術の同意書、輸血、検査など様々です。
同意書を書いたことを確認するための同意書のようなものまで存在するとか・・・。
書式が統一され、自署が減り、出処が明らかでなくなってくる便利な世の中だからこそなのかもしれません。
 
高度なことがパソコンで出来るようになったためか、テレビやスマホ、様々な電気製品が高度化しています。
使いこなせていない現実よりも、技術の進歩が加速し、使いこなせない人には余計な機能であり、
使うのがより難しくなってきます。
昔のテレビのリモコンのボタンはスイッチとチャンネルと音量だけです。
でも今は沢山のボタンが有り、DVDなどと合体して、とても複雑になっています。
私は面倒なので、子供にチャンネルを変えてもらうようになりました。
 
スマホも変えたときは本当に不便でしたが、慣れればとても便利です。
仕事柄でも大変に役立ちます。
往診に行くナビになりますし、知らない薬や詳しくない病気を調べたり、医療機関の情報を確認したり、
書類や創を写メに記憶させたり。
とても便利ですが、保存義務やデータ漏洩の管理が必要になり、手間や費用が発生します。
 
よし悪しですが、本当は便利でない時代のほうが、報連相やコミュニケーションが出来ていたように思います。
便利を知ると昔には戻れませんが、科学が進めば進むほど、世界平和が揺いでくるようにも思います。
 
皆さんはいつ頃が良かったですか? 

 mukashitoima

漢方薬で便秘解消!

高齢者、こども、女性に特に多いとされる『便秘症』。
“何日間便が出ないと便秘”と明確な定義があるわけではありません。
便が出ないことにより感じる不快感や苦痛などが問題です。

今回は便秘を解消する漢方薬についてざっくりと紹介したいと思います。

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左記の図はツムラさんが出している便秘処方の選択の目安ですが、
このように便秘や腹部の膨満感に用いる漢方薬は色々あります
 
 
(じょう)()(とう)類:大承(だいじょう)()(とう)調胃承(ちょういじょう)()(とう)
刺激性下剤(腸管を刺激する)の大黄(だいおう)と塩類下剤(便を柔らかくする)の芒硝(ぼうしょう)の2つの生薬を
組み合わせた構成になっている漢方薬を『(じょう)()湯類(とうるい)』と呼びます。
腸管を刺激しながら苦痛を抑えてスムーズな排便を促すように構成されています。
 
大黄甘(だいおうかん)(ぞう)(とう)
大黄と甘草からなるシンプルな漢方薬です。甘草は痛みや痙攣を緩和します。
常習性の便秘に広く用いられます。
 
麻子(まし)(にん)(がん)(じゅん)(ちょう)(とう)
(じゅん)下剤(げざい)と呼ばれる麻子(まし)(にん)(きょう)(にん)()(おう)が含まれています(※麻子仁丸は地黄を含みません)。
これらは小腸内の腸管水分分泌を高める生薬ですので、便が乾燥して出ない、
うさぎのコロコロ様便が出るという場合に適しています。
特に麻子仁丸には、胃もたれを起こしやすい地黄や低カリウム血症の要因である甘草を含まず、
刺激性下剤の大黄を含んでいるので高齢者に優しい漢方薬です。
 
(けい)()加芍薬(かしゃくやく)大黄(だいおう)(とう)大建中(だいけんちゅう)(とう)(けい)()加芍薬(かしゃくやく)(とう)
これら3つは便秘に対応するというよりも、それに伴う腹部症状を改善する目的で用います。
どれも腸管の機能が低下している状態を改善する処方です。
少し便秘傾向が強ければ桂枝加芍薬大黄湯、冷えや腹痛が強ければ大建中湯、
痛みやしぶりばらがあれば桂枝加芍薬湯という選択になってきます。

便の状態や腹部症状によって用いる漢方薬は様々ですが、
ご自分の症状に近いものと照らし合わせて、気になった処方があればご相談くださいね。

benpikaisyou

H29.9ブログ

今回は、最近目にした記事で、なるほどという部分と、どうかな~?という部分を感じたので、
そのことを取り上げて書いてみたいと思います。
 
早速ですが、あなたは上司に「仕事の後付き合え」と言われたらどうしますか?
多分、年配の方であれば上司の誘いは絶対で、断れない人が多く、
若者は行く必要性がないので断る人が多いのではないでしょうか?
 
他の記事で書かれていたのは、誘われて行くだけの価値がどれほどあるか?
嫌いな上司や一緒に行って面白くなければ付き合いたくないが、
楽しく経験や情報が豊富で、その上司についていくと自分の人生や仕事の役に立つと思えば、
ついて行くどころか、誘ってくれるようになるというものです。
(すみません、少し私の主観を入れてアレンジしています。)
 
私は前者の部類で、基本誘われたら断らない方です。
ためになることなんてそんなになくても、たまにはあるし、
ためになることを気づかない人は、どんなにためになることを話してもらっても、
役に立たないと思います。
私には、若いころから多彩な経歴を持つ沢山の友人がいました。
その友人たちのしてきたことを聞いているだけで、ためになることが多く、
医師になっても、熱心にPTAや医師会、公の場に出ていったので見聞が広まりました。
 
しかし、実はわたしは奥手で人見知りです!それを誰も信じてくれません。
そう思われないことはある意味、私の努力の賜物だと理解するしか無いと思っています。
また、こんなに文章を書いておきながら、これも誰も信じてくれないでしょうが、
私は書くことが嫌いです。
 
過去の自分の言動が、今の自分の評価となり、それを現実に受け止めていかねばなりません。
それ故に、今の自分の言動を変えることで、未来の自分も変えられるでしょう。
 
まずは、今を一生懸命生きていきましょう!

H29.9