女性のストレスと漢方~こころとからだを元気に~

今月は女性のストレスと漢方についてお話しします。
春先にははっきりとした身体の病気・精神的な病気でもないのに、
調子が悪い、からだのあちこちが痛い、何をするのもツラい、気分が思い・・・・など!
そういう悩みの背景には「ストレス病」が隠れていることがあります。
女性には毎月の女性ホルモンの変化、妊娠・出産、更年期といったからだの内側の環境が変化しやすく、
それだけでもツラいのに家庭や仕事でもプレッシャーがあり、ストレスへの抵抗力が弱ってしまいがちです。
ストレスへの抵抗力が弱ると不定愁訴、不眠、不安、イライラ感などが現れます。
それだけではなく、高血圧、糖尿病、動脈硬化、喘息、胃潰瘍などの疾患がストレスの影響で
発症・悪化してしまうこともあります。

漢方薬にできることは?
ストレスの治療には西洋薬(抗不安薬、抗うつ薬、睡眠薬)がファーストチョイスと考えています。
それから、行動療法などでストレスに対する抵抗力をつけていくことが大切です。
漢方薬は西洋薬でカバーしきれない症状の改善、西洋薬の減量・中止する時に大変役立ちます。
また、漢方薬の大きな特徴として長期に服用しても依存性を生じるという問題もありません!!
 
柴朴湯                  → 不安感が強い、のどの異物感、動悸、めまい
加味逍遙散              → 愁訴が多い、イライラが強い、のぼせ
加味帰脾湯              → 意欲低下、抑うつ、不眠、貧血
抑肝散・抑肝散加陳皮半夏 → イライラが強い
柴胡加竜骨牡蛎湯        → ストレス病

など患者さんの症状に応じて、いろいろな漢方薬があります。
お困りの患者さんはぜひ、ご相談ください!!

joseistress

R元.5.12ブログ

夏日が増えて来ましたが、まだまだ寒い日も有り気温の変化に注意しましょう!
 
さて時代も令和に移り変わり、平成最後から令和初に変わっています。
小さなことを言えば令和初は沢山ありますが、オリンピックの抽選申し込みも始まり、
来年令和初の日本人金メダルが登場すると思います。
皆さんはオリンピックに申し込みをされましたか?
 
東京オリンピックでも東京でない場所でも開催されます。
また真夏にて暑さによる選手や観客の体調不良も心配です。
行かれる方はご注意ください。
 
外交では変わらず、貿易問題やミサイル問題など不安定な状況が続いています。
国内では消費税がどうなるか?
社会情勢は不安だらけで、間もなく梅雨時期になりますので天候不安もあります。
 
そんな中で生活をしていかなければなりません。
生活や組織運営には希薄化する人間関係、コミュニケーションを維持向上することは
とても重要だと思います。
自分は大丈夫ではなく、自分から円滑に仕事や生活が維持向上するように取り組んでいかなければ
よりよい生活や組織づくりは出来ないと思います。
 
それは昨年災害にあったこの地域だからこそ、身を持って知っているのではないでしょうか!?

R1.5.15-jihatu