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おなかもすっきり心も体も絶好調!!

お通じが1週間も10日もない。

おなかはもちろん、気分も悪く下剤をいくつも試し、かえって下痢や痔になってしまった、
なんていう経験はありませんか?
 
「便秘」とは個人差はありますが、便が出にくい、出ても硬い状態のことをいいます。
(2~3日に一度排便があれば便秘といいません)
便秘のうち特定の病気が原因でおこらない機能性便秘が慢性となったものが
いわゆる常習性便秘で多くの場合はこれにあたります。
常習性便秘は①弛緩性便秘 ②直腸性便秘 ③痙攣性便秘に分類されます。
 
便秘が続くと、排便しても硬いため、痔になりやすく、
さらにニキビや吹き出物ができる、肥満になる、気分も優れず不快感があるなど、
体調に悪影響が出ます。
 
毎日にすっきりとした「快便」で、心も体も気持ちよい日々を送りたいものです。
 
漢方薬にできることは??
漢方治療は乱れた腸の働きを整え、正常な便通を取り戻すのに優れた効果があります。
常習性便秘などでは西洋薬の下剤が合わなくお腹の調子が悪くなったり、
量ばかり増えてしまうという人もいます。
そういう方に漢方薬を使うことがあります。
 
①   大黄甘草湯       いろいろなタイプに幅広く用いられる
②   防風通聖散       腹部に皮下脂肪が多いタイプに用いられる。
③   潤腸湯・麻子仁丸   高齢者のコロコロ便などに用いられる。
 
など多くの漢方薬が体質・症状に合わせて使われます。
 
便秘でお困りの患者さんは是非、ご相談ください!!

R1.6benpinikiku

 

 

R元.6.7ブログ

法人ホームページに専門外来などの情報は掲示しておりますが、
今後について少しお知らせさせていただきます。
現在、今年の秋を目指して電子カルテを導入予定です。

これに伴って医院の改修を計画しております。
改修の大きな目玉は診察室が2つになる事です!
これに合わせて処置室や受付の改修も検討しております。
平成13年に新築し、早18年が経ちました。
現在、患者さんには変更などで大変ご不便をおかけしておりますが、
来年度には便利で安心できる体制を整えます。
そのために現在外来や往診など試行錯誤しておりますので、
ご理解とご協力をお願いします。

R1.6shinsatushitu

女性のストレスと漢方~こころとからだを元気に~

今月は女性のストレスと漢方についてお話しします。
春先にははっきりとした身体の病気・精神的な病気でもないのに、
調子が悪い、からだのあちこちが痛い、何をするのもツラい、気分が思い・・・・など!
そういう悩みの背景には「ストレス病」が隠れていることがあります。
女性には毎月の女性ホルモンの変化、妊娠・出産、更年期といったからだの内側の環境が変化しやすく、
それだけでもツラいのに家庭や仕事でもプレッシャーがあり、ストレスへの抵抗力が弱ってしまいがちです。
ストレスへの抵抗力が弱ると不定愁訴、不眠、不安、イライラ感などが現れます。
それだけではなく、高血圧、糖尿病、動脈硬化、喘息、胃潰瘍などの疾患がストレスの影響で
発症・悪化してしまうこともあります。

漢方薬にできることは?
ストレスの治療には西洋薬(抗不安薬、抗うつ薬、睡眠薬)がファーストチョイスと考えています。
それから、行動療法などでストレスに対する抵抗力をつけていくことが大切です。
漢方薬は西洋薬でカバーしきれない症状の改善、西洋薬の減量・中止する時に大変役立ちます。
また、漢方薬の大きな特徴として長期に服用しても依存性を生じるという問題もありません!!
 
柴朴湯                  → 不安感が強い、のどの異物感、動悸、めまい
加味逍遙散              → 愁訴が多い、イライラが強い、のぼせ
加味帰脾湯              → 意欲低下、抑うつ、不眠、貧血
抑肝散・抑肝散加陳皮半夏 → イライラが強い
柴胡加竜骨牡蛎湯        → ストレス病

など患者さんの症状に応じて、いろいろな漢方薬があります。
お困りの患者さんはぜひ、ご相談ください!!

joseistress

R元.5.12ブログ

夏日が増えて来ましたが、まだまだ寒い日も有り気温の変化に注意しましょう!
 
さて時代も令和に移り変わり、平成最後から令和初に変わっています。
小さなことを言えば令和初は沢山ありますが、オリンピックの抽選申し込みも始まり、
来年令和初の日本人金メダルが登場すると思います。
皆さんはオリンピックに申し込みをされましたか?
 
東京オリンピックでも東京でない場所でも開催されます。
また真夏にて暑さによる選手や観客の体調不良も心配です。
行かれる方はご注意ください。
 
外交では変わらず、貿易問題やミサイル問題など不安定な状況が続いています。
国内では消費税がどうなるか?
社会情勢は不安だらけで、間もなく梅雨時期になりますので天候不安もあります。
 
そんな中で生活をしていかなければなりません。
生活や組織運営には希薄化する人間関係、コミュニケーションを維持向上することは
とても重要だと思います。
自分は大丈夫ではなく、自分から円滑に仕事や生活が維持向上するように取り組んでいかなければ
よりよい生活や組織づくりは出来ないと思います。
 
それは昨年災害にあったこの地域だからこそ、身を持って知っているのではないでしょうか!?

R1.5.15-jihatu
 

男性のストレスと漢方

新年度が始まると会社や家庭で浴びるストレスシャワーがつらく感じるのではないだろうか?
ストレス病は仕事の効率を悪くするだけでなく他の病気の発症や悪化にも関係しています。
最悪の場合は過労死や自殺という不幸な結果を招くことがあります。
食欲の変化、不眠、気力の減退、疲れが抜けない、頭が重い、気分が沈みがち、
イライラする、不安感が強い、集中力が出ない、性欲減退などはストレス度の高いサインです。
現在の日本では就職の不安、職場での人間関係の悪化、リストラの不安、賃金カットに対する
経済不安など多くのストレスのもとが我々にストレスシャワーのように降り注いでいます。

更に家庭でも会話がなく孤立することが多く、
男性自身が自分の居場所を見つけることが難しくなっています。
寅さんではないですが、まさに「男はつらいよ」です。
 
漢方薬にできることとは何か?
 
原因不明のからだの不調が続いたら、まずストレス病を疑ってみます。
休養をとりストレスの元から距離を置くことが大切です。

自分が思っている以上にストレス病が進行している場合もあるので
専門家に相談することが一番安心できる方法です。

治療が必要になると薬(抗不安薬・抗うつ薬・睡眠薬)で症状を軽くしていきます。
セルフコントロールがうまくできるようになれば、
薬の減量や注視していきますが薬を中止することに不安を感じる場合も多くあり、
そういう時が漢方薬の出番になります。
漢方薬は副作用も少なく、長期に使っても依存性の心配がないので
西洋薬の減量や中止に大変役立ちます。
 
ストレスに使われる漢方薬には
柴朴湯、桂枝加竜骨牡蛎湯、柴胡加竜骨牡蛎湯、加味帰脾湯、黄連解毒湯ど
多くあり、不安、イライラ、不眠、疲労感など体質・症状に応じて処方していきます。
 
お薬を減量したい患者さんはぜひご相談ください!
※このたびは男性のストレスについて掲載させていただきましたが、
  女性にストレスがない、男性だけが社会に出ているという
  趣旨ではないことをご理解ください。
  また性差で漢方薬の使い方が変わることもありますので、
  女性の方もお悩みがあればご相談ください。

sutoresuotoko