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ゆううつなトイレを快適に!!
排尿困難とは、尿がでにくいことをいい、
力を入れないと出ない、出る時に勢いがない、だらだらと出て切れが悪い、出そうなのに出ない
といった症状のことを言います。
尿は血液で運ばれた体内の老廃物などを腎臓でろ過したもの。
尿が腎臓の腎盂にたまると尿管の運動によって膀胱へ流れていきます。
膀胱に尿がたまると神経を通じて脳に伝わり、脳の指令を受けて尿意が起き、
尿道から排出されるというのが、排尿の仕組みです。
年をとると、膀胱の筋肉が衰え、尿道がスムーズに開かないため、尿が出にくくなります。
また尿道の間に腫瘍や結石などがあると膀胱に尿がたまっても出にくくなります。
また、高齢の男性に多い前立腺肥大症や前立腺がん、前立腺結石、尿管結石などが尿を出にくくする
原因として考えられます。
おかしいと思ったら、お医者さんに相談してください。
漢方薬にできることは??
漢方薬では全身症状の改善を目標にしています。
体力を回復し血行を良くし、冷えをとり除きながら、つらい症状を楽にしていきます。
すぐに効果が出るわけではないので少し長く服用してみましょう!
排尿困難によく使われるのは
① 八味地黄丸、牛車腎気丸➡ 比較的体力が衰えた人の腰痛・排尿痛などを伴う場合で
主として高齢者の前立腺肥大や膀胱炎がある場合に使われます。
② 猪苓湯 ➡ 残尿感、排尿痛がある場合
③ 清心蓮子飲 ➡ 女性:冷え性、神経質、口喝のある場合
➡ 男性:胃腸が弱く倦怠感が強い場合
④ 竜胆瀉肝湯 ➡ 残尿感、排尿痛、尿の濁りがある場合
こういった漢方薬を体質・症状に合わせて使っていきます。
お困りの患者さんはぜひ、ご相談下さい!!
R元.10.9ブログ
秋らしくなってきました。気温の変化で体調を崩されませんように!
さてここ数年私は湯来に行くことが多くあります。
といっても2か月に1回程度ですが・・・
湯来と言えば温泉?鮎?とのどかなイメージかと思います。
しかし私はその温泉でも鮎でも、のどかなイメージをドライブするわけでもなく
体育館に向かいます。
子供の習い事で行くのですが、朝9時に到着し17時出発します。
帰れば地元の道場の練習なので1日が剣道で終わります。
以前は練習の内容など見ていましたが、年数が経ち仕事も忙しくなってきて、
ITなど環境が整ったこともあり、車に戻って仕事をすることが増えました。
スマホでパソコンをインターネットに接続し、法人のメーリングや各種資料を
作成したりしています。
せっかく湯来に行っているのだからもう少しゆっくりと時間を過ごせればと思うこの頃です。
釣りはしてみようかと思ったことはありますが、もう何年もしていません。
なのでゆっくり温泉なのだろうと思いますが、すぐにのぼせるので長湯はしないでしょう。
とりとめもない話になりましたが、最近は少し難しい内容が多かったので気分転換に書いてみました。
医療法人社団たつき会菅田医院 菅田医院 菅田宗樹
高血圧の漢方について!
ご自身の血圧知っていますか??また、正常な血圧値を知っていますか??
一般に正常な血圧は最高血圧130mmHg~最低血圧85mmHg未満とされています。
また140/90mmHg以上を高血圧とし、治療が必要と考えられます。
40歳以上で多く見られる加齢・遺伝・肥満・食生活などさまざまな要素が絡んで
原因のはっきりしない「本態性高血圧」は血圧が高い他は自覚症状がほとんどなく、
気づかない人もたくさんいます。
高血圧はほうっておくと脳血管障害や心筋梗塞、心臓肥大などの原因になる可能性も
あります。
合併症を起こさないよう早めに治療することが大事です。
まずは自分で血圧を測ってみましょう!
★漢方薬にできること!
漢方には血圧を短時間で劇的に下げる薬はありません!
血圧の高い患者さんの中にはストレスなどによる頭痛・めまい・のぼせ・肩こりなどの
症状を訴えたり、それが原因で血圧のコントロールに支障をきたしている患者さんもいます。
漢方ではそういう自覚症状を改善し、患者さんのQOL(生活の質)を改善することを
目的としています。
① 柴胡加竜骨牡蛎湯 ➡ 不眠や動機を訴え神経過敏になっている人
② 加味逍遙散 ➡ 神経系の症状が強く冷え・のぼせなどの更年期症状のある人
③ 釣藤散 ➡ 起床時に頭痛を訴える人
個人の体質・症状に合わせて処方を使分けていきます。
★暮らしの中の予防法
① 睡眠をよくとりましょう
② 適度な運動により体重をコントロールしましょう
③ 塩分の摂りすぎには注意 1日7g以下にしましょう
④ 果物や生野菜、海藻、小魚をとりましょう
⑤ アルコールは適量に抑えましょう
⑥ たばこは厳禁!!
お困りの患者さんはぜひ、ご相談下さい!
R元.9.8ブログ
9月になり医院は診察室の改装を行い、診察室を2つに増やしました。
第1診察室を主に内科系、第2診察室を主に外科系で使っています。
受付内も手洗い場を除去してスペースを広げ、机の配置などが変わっています。
またRS_Base等システムの導入でエコー、心電図、動脈硬化、血液検査、レントゲンなど
ほとんど全ての検査を一括管理できるようになっています。
10月からは電子カルテが起動し始めます。
慣れるまで数か月はバタバタするものと思います。
患者さんにもご迷惑をおかけすることがあるかもしれませんが、
ご理解ご協力いただければ幸いです。
またこれまで第1.3土曜日に診療していただいていた
整形、リハビリ専門の石井先生の外来診療が変更となり、毎週火曜日午前が増えました。
より整形外科診療の質の向上と在宅診療の充実にご協力いただけるものと思います。
地域が少しでも安心でき、いつでも多くの疾患診療に対応できる医院づくりに努めてまいります。
10月からは安浦町限定で試験的に無料送迎を予約制で開始します。
お役立ていただければ幸いです。
その他様々なご要望やご意見などありましたら、当法人ホームページの各施設ごとに設定されています
お問い合わせをご利用いただければと存じます。
夏バテしてませんか??
お盆休みも終わって、少し??涼しくなってきましたが、
最近、体調がすぐれずだるい、食欲がない、胃腸の調子が悪い、下痢をする、体重が落ちる、頭が痛い、
めまいがする・・・。
など夏バテのこんな症状、病気ではないけれど結構、つらいものです。
原因として、食欲減退による栄養不足、冷たい飲み物のとりすぎによる消化機能の低下、
暑さによる睡眠不足、冷房のあたりすぎによる体温の調整不良、発汗によるミネラル・ビタミンの消耗
などによって体力が著しく消耗されたことが考えられます。
とくに暑い室外と冷房で冷えた室内を行き来することで自律神経のバランスが崩れ、
体温調節機能が低下し、
だるさや頭痛、めまいや手足の冷えなどが起こりやすくなります。
漢方薬にできること!!
① 清暑益気湯 ➡ 体がだるく食欲もなく下痢があり夏やせする場合
この薬は体を冷やし、脱水を防ぐ役割のある薬です!
② 補中益気湯 ➡ 胃腸の働きが低下し体力が著しく落ち、寝汗がある場合
とくに手足のだるさがひどい場合にピッタリです!
③ 六君子湯 ➡ 食欲がなく、胃腸が弱く、手足の冷えがある場合
とくに食べたくても食べれない場合
④ 五苓散 ➡ 下痢があり、渇きやすい場合
これから涼しくなる9月にかけて夏バテの症状がでてきます。
漢方薬はさまざまな症状に対応できますので・・・・・
お困りの患者さんはぜひご相談下さい!