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H31.4.6ブログ
花見シーズン到来し、カープは3連覇前のような惜しい試合ばかりをしていますが、
4月から常勤医、山下先生が入ってこられ、5月からの新元号も「令和」と決まり、
6月からの法人の新年度に向けていよいよだと決意新たにしているところであります。
まだ4月も中盤ですが、山下先生が来られたことで私の気持ちは大きく解放されています。
自己知識の向上や地域との関わり、法人運営の向上など様々に取り組み、
休息も取れ様々に好転させていけそうな気持です。
しかしながら現在法人では再び人員不足となり、厳しい状況があります。
この窮地を乗り越えると、本当に目指してきた医療や看護、介護
そして地域貢献ができる力を身に付けられるのではないかと思っています。
皆さんのご支援、ご理解をいただきしっかりと法人運営をしていきたいと
思っております。
賛同、共感していただける皆様には是非とも当法人で仕事をしていただければと願います。
またご家族、親戚、お知り合いなどご紹介いただければ幸いです。
不眠症について
夜、ふとんに入ってもなかなか寝つけない、眠りが浅く夜中に何度も目が覚めてしまう。
早朝目が覚めて、そのまま眠れない。一睡もできない・・・などなど
不眠は経験した人にしか分からない非常につらい症状です。
睡眠には個人差があり不眠は本人がふとんから離れるときの不快感、不満感が大きな問題になるのです。
熟睡できないと、日中の体のだるさ、眠気が残り、夜にまた眠れないという不安で、
また寝つきが悪くなるという悪循環なのです。
不眠の原因は・・・
① 騒音や時差など外部環境の変化
② 痛みを伴う身体の病気
③ 薬物の副作用・精神の病気・更年期障害・ストレス
などが関係していると考えられています。
漢方薬にできること
漢方薬は西洋薬の睡眠薬のように1剤で確実に眠れるというものではありません。
患者さんの体のリズム障害や不調を改善していき、原因となる肉体的・精神的な不調を整え、
自然な眠りがおとずれるよう調節していくのです。
どんな漢方薬があるかというと・・・
① 神経のたかぶりイライラして眠れない場合
→抑肝散.抑肝散加陳皮半夏
② 心身が疲れ切って眠れない場合
→酸棗仁湯
③ 虚弱体質で貧血の人で眠れない場合
→加味帰脾湯
などが使われます。
暮らしの中での予防法!!
① カフェイン含有の紅茶、コーヒーなどは就寝前には避けましょう
② 夜間の運動は避けて、自分にあった運動を夕方にしましょう
③ 就寝前にゆっくり入浴し心身ともリラックスしましょう
④ 寝室・寝具に工夫してみましょう
不眠でお困りの方は相談ください!!
鼻炎について
アレルギー性鼻炎とはハウスダスト、ダニ、花粉、カビ、ペットの毛など、
特定の原因となる物質(アレルゲン)が鼻粘膜に侵入して過敏反応(アレルギー反応)を起こし、
くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状をもたらす病気です。
春先になるとつらい「花粉症」もこのアレルギー性鼻炎の一つです。
特に今年は昨年に比べて花粉の飛散量も多いと言われています。
ひどい症状で日常生活に支障をきたすことも少なくないので、
花粉症に悩まされる方は早めの治療を心掛けましょう!!
治療の基本は薬物治療(点眼薬、点鼻薬、抗ヒスタミン剤他)です。
もちろん、アレルギーの原因を身の回りから取り除くことも大事です。
例えば、ダニによるアレルギー性鼻炎の場合は部屋の通気をよくすること、
布団を干しこまめに掃除を行うなど、ダニの繁殖しやすい環境を改善することは
非常に効果的です。
★漢方薬にできること
くしゃみ、鼻水、鼻づまりは花粉症の三大症状とするアレルギー性鼻炎には、
ハウスダスト、ダニなどによりいつも症状のある通年性のものと、
花粉の飛散する時期だけ症状のある季節性のものがあります。
漢方薬でファーストチョイスになるのは小青竜湯という漢方薬です。
小青竜湯の特徴は花粉症の三大症状であるくしゃみ、鼻水、鼻づまりに対して
科学的にも有用性が報告されています。
漢方薬の大きな特徴は眠気なる成分が入っていないので快適な日常生活の維持を重視した治療
と言えます。
今のシーズンは受験だったり、また常時、車の運転をする仕事の人などは
眠気のない漢方治療はひとつの選択肢です。
小青竜湯以外にも
鼻づまりが強ければ葛根湯加川芎辛夷、
冷えると症状が悪化する人(お風呂に入って温まると調子がいい人)には麻黄附子細辛湯
という漢方薬があります。
漢方薬は患者さんの体質、症状に合わせた漢方薬が処方されます。
花粉症でお困りの患者さんは是非、ご相談ください!!
かぜは万病の元!しっかり治しましょう!!
顔が青白く、ぞくぞく寒気を感じるかぜと、熱が出て汗をかき、顔が赤く、ぼーっとするかぜ。
「かぜ」と言っても、さまざまで症状もくしゃみ、鼻水、咳、喉が痛い、腹痛や下痢などいろいろです。
かぜの原因のほとんどはウイルス感染です。
疲れなどちょっとした体調の崩れをきっかけにかぜを引くことが多いです。
かぜはひき始めから数日経過して、こじれてくると症状も変化していきます。
1週間以上たっても、微熱、咳、寝汗、食欲がないなどの症状が続く場合は、
こじれて長引いた証拠なのです。
かぜの治療は西洋薬では解熱剤(熱を下げる)、咳を抑えるなどの対症療法が主ですが
漢方薬では、本来もっている免疫力・抵抗力を高めてかぜを治すことに重点をおいています。
漢方薬での治療は病気(かぜ)の時期に応じて違う漢方薬が使われます。
★ひき始めの漢方薬
葛根湯 寒気・悪寒・発熱・汗をかいていない
麻黄湯 インフルエンザ・悪寒・発熱・関節痛
小青竜湯 鼻かぜ(水様性鼻汁)
麻黄附子細辛湯 寒気・高齢者・普段から冷え性の人
★長引いた時の漢方薬
柴胡桂枝湯 微熱・寝汗・口が苦い・食事が美味しくない・お腹の調子が悪い
竹筎温胆湯 微熱・夜間の咳嗽
★回復期の漢方薬
補中益気湯 倦怠感
麦門冬湯 乾性咳嗽
六君子湯 食欲不振
今年に入ってインフルエンザ・かぜが流行っています。
何かありましたら、ぜひご相談ください。
H31.1.7ブログ
年末は少し寒かったですが、やはり今年は暖冬のようです。
しかしながらインフルエンザが新年より増加傾向で、
児童生徒も3学期が始まり、さらに流行することが予測されますのでお気を付けください。
さて当法人ではこの春から、常勤医師が加わっていただけることになっております。
そのため現在、様々な検討を行っておりますが、
いずれにしても以前より取り組んでいる川尻安浦地区の医療と介護を中長期的に安定して
提供し続けられる体制づくりを考えております。
現在常勤医は私一人ですので、24時間365日何かあれば対応しなければなりません。
急患や急変が再々ある訳ではありませんが、精神的な負担は続いてきました。
このたび常勤医の雇い入れで、そうした負担は半減すると思われます。
しかしながら現実は地域のためにと、施設や人員を配置すればするほど、
運営が厳しくなってきます。
そうした取り組みに対して、地域や関連機関のご理解とご支援が必要な状況もあります。
当然、ご支援ご利用いただくのは、当法人が提供する医療と介護の質が高い事が大前提であり、
鋭意努力していかなければならないと思っています。
今後も地域の為に安心、安全のお役に立てるように取り組んでまいりますので、
より一層の地域包括ケアシステム構築の為、ご協力をお願いします。