ゴールデンウィークも終わり、だんだんと夏の季節の気配を感じられる暖かさとなってきましたね。
5月~6月にかけては季節の変わり目と言われ、特に頭痛を引き起こしやすい季節です。
ですので、今回は日常的に起こしやすい頭痛に対しての漢方治療について紹介します。
まず頭痛のタイプは、下図のように片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛に分けられます。
特に日常診療の中で多いタイプは片頭痛と緊張型頭痛です。
片頭痛の代表は呉茱萸湯です。緊張型頭痛の代表は釣藤散です。
また梅雨時、雨降り前に頭痛がする場合には五苓散に効果があります。
頭痛の原因を明らかにし、患者さん一人一人の症状やタイプ(証)によって合う漢方薬がありますから、
是非相談してみて下さいね。