今回は自分との争いについて述べてみます。
よく自分の中には天使と悪魔がいると言われていますが、皆さんはそんなことを考えることはありますか?
私はあまり二者択一をしていることを意識したことはありませんが、振り返ってみると若いころは悪魔が勝っていたことが多く、社会に出て天使が勝っている印象です。
天使が勝っていると言えば聞こえは良いかもしれませんが、私自身としては周囲を気にして冒険ができない、我慢しているだけで見かけ上良い人を演じている感覚です。悪魔が明らかに勝つときは、健康上節制すべきなのについ食べてしまうことや飲んでしまうことです。なかなか自分との争いに勝つことはできません。足腰が衰えないように運動をすることもついつい夜遅くなると喜んで断念してしまう自分がいます。
そう考えると自分に勝つことは容易ではなく、負けてばかりなのかもしれません。こうしたことに勝てる方々がすばらしいと感心します。
なので診察する際も、自分に負けてしまう方にどうしても甘くなってしまいがちです。それでも私から厳しめのことを言われる方は、悪化している方ですので頑張っていただきたいのですが、なかなか勝つのが難しいようで薬が増えていく現実があります。
こうした方々のために健康教室など実施していたこともありますし、共に改善する方法はいくつかあると感じるのですが、実行できない自分はまた負けています。
いずれにしても健康寿命を延ばすことが大事だと思います。そのためにいくつか提案させいただきます。できそうなものがあれば実行してみてください。実行できた方は勝者です!
・動物を飼って散歩をする。もしくは知人と一緒に散歩をする。
・寝る前に1分でもいいから毎日体操をする。
・町内の体操教室や集いなどに参加する。
・お風呂に入ったときに体操をする。
・トイレで肛門を締める体操をする。
・毎日早口言葉を発声する。
・唾をできるだけ早く8回程度飲み込む。
・毎日脳トレをする。
何もできない私が提案することですが、上記1つでも続けられれば貴方は勝者です!
継続は力なり!