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サイト管理人のブログです。

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R2.11.9ブログ

寒さが徐々に厳しくなってきました。

全国的にはGO TOトラベルやGO TOイートによると思われる第3波が来そうな状況です。

そんな中、アメリカ大統領選挙ではバイデン候補に当確が出ていますが、
トランプ大統領は認めない様相です。
日本とは違う投票制度で行政制度など比較はしにくいですが、コロナの中熱い戦いが行われました。
日本ではなかなか想像がつかないやじや嘘のような激しい攻防でしたが、幕を降ろそうとしています。

国内では菅総理が誕生し、少子化対策としての不妊治療の助成や携帯電話利用料ダウン、
さらにはハンコ使用の見直しなど様々に取り組まれながらも、
任期は約1年のため中途半端にならなければよいが・・・と心配でもあります。

また、コロナ対策で経済が優先されれば感染拡大は急増します。

インフルエンザとの同時流行が懸念される中、
経済対策は待った無しで行わなければならない状況なのでしょうか?

もう少しじっくりと経済対策を進めていく、すなわち丁度いいくらいで対応できないのでしょうか!?
まずは感染の少ない都道府県単位で安心して外出できるようにすることで、
地産地消も進むのではないかと思いますが、そうなると都心の経済が回らないのか?
観光地の収益が回らないのか?

国民の本意もどうなのだろうかと気になるところです。

いずれにしてもそれぞれができる予防を続けることが不可欠です。

良い新年が迎えられるように、お気をつけてお過ごしください。

医療法人社団たつき会菅田医院 菅田医院 菅田宗樹


yoboutudukeru

乾燥肌が気になる方へ

10月に入って寒暖差が激しく風邪にも注意が必要ですが、
空気も乾燥し、肌の乾燥も一層気になる季節となりました。

皮膚は表面から、表皮、真皮、皮下組織と分けられますが、
表皮の最も外側にある角層の水分量が低く、皮脂の分泌が少ない状態を乾燥肌(ドライスキン)
といいます。
男性よりも女性に乾燥肌は多く、また加齢にともなって乾燥しがちになります。
肌が乾燥すると、外部からの刺激を受けやすくなり、かぶれや湿疹の原因にもなりますので注意が
必要です。

西洋医学的には、保湿外用剤など皮膚を保護する薬が用いられます。
痒みが強いときは、ステロイド外用剤や抗ヒスタミン薬の飲み薬なども用いられます。
漢方では、感想肌は「(けつ)」が不足したり、滞っている状態と捉え、主に「(けっ)(きょ)」と診断します。
代表的な治療薬は四物(しもつ)(とう)です。
ただし、四物(しもつ)(とう)は単独で使われることは少なく、他の漢方薬と合わせて使われることが多い薬剤です。

四物(しもつ)(とう)は、当帰(とうき)芍薬(しゃくやく)川芎(せんきゅう)()(おう)から構成されています。

この組み合わせを含む代表的な漢方処方には、温清飲(うんせいいん)当帰飲子(とうきいんし)十全(じゅうぜん)大補(たいほ)(とう)などがあります。

1.温清飲(うんせいいん) (57): 温清飲(うんせいいん)は、黄連(おうれん)解毒(げどく)(とう)四物(しもつ)(とう)の合方になります。
    効能は、「月経不順、月経困難、血の道症、更年期障害、神経症」となっていますが、
    その実態はほとんどアトピー性皮膚炎など、肌が乾燥し、痒みが強い皮膚症状に対して
    用いられることが多い漢方薬です。
2.当帰飲子(とうきいんし)(86) : 虚証の方の乾燥した皮膚掻痒症に用いられます。
3.十全(じゅうぜん)大補(たいほ)(とう)(48) : ()君子(くんし)(とう)四物(しもつ)(とう)の合方に更に黄耆(おうぎ)桂皮(けいひ)を加えたものです。
    気も血も虚した状態、つまり疲労感が強く、肌も荒れて、弱い方に用いられます。

また、最近では、漢方薬として飲むだけでなく浴用として用いることも研究されています。

富山大学の皮膚科の研究では、当帰(とうき)()(おう)の入浴療法で角質水分量、水分保持能に有意な改善が
得られることが明らかになっています。
用い方は、当帰(とうき)()(おう)それぞれ2gを熱湯にて煎じて、入浴剤のようにお風呂に入れるとのことです。

肌の乾燥は、美容的にも気になりますね。気になる方はご相談下さい。

kansouhada
 

R2.10.7ブログ

たつき新聞等でもお知らせしておりますが、12月開院予定の()(らく)しらさぎ診療所計画についての
経過報告をさせていただきます。
工事は順調に進み、内装も決め、什器備品などの段取りをしております。
10月中には完成引き渡し予定です。
職員については書類選考を行ったうえで、先日面接を行いました。
会場は今回ご支援いただいているマイライフにご提供いただきました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。
面接も無事に終え、選考し採用予定者には連絡を行い、近日お会いできる予定となっています。
訪問診療や健診を専門とする診療所で職員は少人数とし、
看護師と事務を1.2名ずつ採用させていただく予定です。
応募いただきました皆様にお礼申し上げるとともに、採用できなかった方々には
お詫び申し上げます。
11月にはレントゲンなどの医療機器搬入や職員研修などを行い、12月1日開院予定です。
 
川尻の菅田医院は私、菅田が主で総合医として引き続き取り組み、
()(らく)しらさぎ診療所の褥瘡患者さんなども対応させていただく予定です。
楽々園の()(らく)しらさぎ診療所は、山下先生が主で内科訪問診療、健診を対応させていただきます。
また整形リハビリ医の石井先生は、川尻菅田医院の外来や訪問診療、()(らく)しらさぎ診療所の
往診なども対応させていただきます。
施設や在宅でかかりつけの先生方に診ていただいている方でも
「腰が痛い」「膝が痛い」「リハビリはどうしたらよいか」などご相談いただき、
関節注射やブロック注射、さらにはリハビリのアドバイスなども出来ますので、
かかりつけ医にご相談いただければと存じます。
もう一人、循環器内科医の杉本先生には川尻菅田医院と()(らく)しらさぎ診療所の往診や検査など
を対応していただく予定となっております。
 
今後、この4人で川尻安浦地区と佐伯区を中心とした地区の施設・在宅の患者さんに
24時間365日対応可能な体制を整えて患者さんの安心と安全、健康管理を
取り組まさせていただければと思っております。
また当法人は施設など対応するにあたり、人数制限は設けず対応させていただきます。
患者さんの医療費軽減、介護施設の対応の統一化により
介護職員の負担軽減につながるかと思います。
当然にできるだけ質の高い、医療や相談も大切かと思いますので、
遠慮なくお申し付けいただければと存じます。
 
コロナ感染症だけでなく、インフルエンザも心配な時期になってきました。
ご不安も多いかと思いますが、健康に注意してお過ごしください。


医療法人社団たつき会菅田医院 菅田医院 菅田宗樹


kiraku

秋ばてしてませんか?

朝夕が急に涼しくなってきましたね!

秋ばてという言葉が最近聞かれるようになりました。
これは本来、夏ばてと言われていたものなのですが、季節が1ヶ月ずれてきたように感じます。
夏ばては本来、夏を過ぎて9月の中旬ほどになり、
すごしやすくなってから、手足や身体が重だるかったり、気力がない、食欲がないといった症状を
呈するものを言いましたが、
最近では夏の盛りの頃、食欲がなく、身体がだるく、何もする気が起こらないといった状態を
指すようになりました。

猛暑の影響だけでなく今年はコロナウイルスの影響も大きくでてしまいました。

盛夏の夏ばてには、その名の通り、暑さを冷まし元気を出させてくれる清暑(せいしょ)(えっ)()(とう)が
役に立ちましたが、日中の暑さに比べて、朝夕寒気を感じるようになってきた
この時期からは補中(ほちゅう)(えっ)()(とう)の出番です。

補中益気湯は別名、医王湯とも呼ばれ、消化機能を補い元気を益す薬という意味で名付けられた薬です。
これらの補剤は西洋薬にはないタイプの薬です。
元気が出る意味を医学的に解説するのは難しいですが、
補中益気湯の作用としては、食欲の改善、消化機能の改善、疲労感の改善、免疫力(自然治癒力)
の改善などが主な作用と言われています。

これから一段と寒くなるにつれ、風邪も流行ってきます。
誰しも不摂生が続くと風邪をひいてしまいます。
そんな時に役に立つのも補剤です。
インフルエンザの予防にワクチンがありますが、ワクチンも万能ではありません。
それは、毎年、次年度流行しそうなウィルス株を想定して、ワクチンを作っているからです。
数年前、新型インフルエンザが話題になりましたが、ウィルスも一定ではないのです。
つまりワクチンは、インフルエンザの予防に有用ですが、
ワクチン株と種類が異なれば、効かないこともあるのです。
リスクの高い方には補中益気湯を飲ませておくとインフルエンザに罹患する率が大幅に下がる
という研究もあります。
熱帯夜はどうしても寝不足になります。
涼しくなってくると、目覚め時の布団が気持ち良くてもっと寝ていたくなりますね。
補中益気湯で秋ばてを克服し、この冬の風邪を予防するためにも、夜更かしなどの不摂生を慎み、
また食欲の秋です。
日頃から食を楽しみ、体を動かし体力をつけておくことが最も有効な風邪の予防となります。


akibate

R2.9.7ブログ

豪雨や台風で九州に被害が続いています。
また各地で地震が発生しているのも気になりますが・・・
 
少し気が早いかもしれませんが、コロナが落ち着きつつある中で
10月はインフルエンザの予防接種の時期となります。
コロナの関係でインフルエンザの予防接種が推奨され、接種希望者が増えることが
予測されております。
その予測からワクチン接種の優先順位を決めるような動きもあり、
例年は10月15日からですが、早めるような話も耳にします。
しかしながらワクチンの効果は4.5か月と言われており、
10月初旬に打てば2月末には効果が切れます。
毎年違いはありますが、一般的には3月、4月もインフルエンザが出ますし、
11月はほぼインフルエンザは発症しません。
こうしたことを考えれば10月後半から11月が予防接種の最適な時期と考えます。
 
ただ呉市でのコロナ感染者は沈静化しているといえども、
待合室など密はできるだけ避けるべきと考えます。
情報が入り次第、当院の予防接種の受け入れ方法を変更することもありますので
ご注意ください。
 
例年は予約なしで、通常外来時間に来ていただき、予防接種をさせてもらっていましたが、
今年は予約制や予防接種時間を定める可能性があります。
できるだけ予約は取らず対応したいと思っていますが、
希望者とワクチンの供給量によりますので、やり方を変える場合は早期に報告しますので、
ご理解ご協力をお願いします。
 
様々に心配ではありますが、当たり前のことを予防対策し、一人ひとりが予防意識を持って
無茶な行動をしなければコロナ感染症は制御できるものと思いますし、
インフルエンザも減るものと思います。
 
体調を整え、今から冬の準備をしておき、皆で乗り越えていきましょう!
 
 医療法人社団たつき会菅田医院 菅田医院 菅田宗樹

yobousessyu