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R元.7.9ブログ
今年も後半となり、夏本番です。夏バテしていませんか?
同期の山下先生が入職され、3カ月が過ぎましたが、様々に変化しております。
私の365日、24時間の対応が半分になった事は最も私にとっては負担軽減ではあるのですが、
逆にその分可能な対応でできる限り診療時間中でもどちらかの医師が対応しているので
忙しくなった印象が有ります。
さらに5月後半から看取りが増え、山下先生が大変過ぎて疲れないか心配しております。
外来も6月から始まったばかりで、慣れない中で外科系の患者さんも可能な限り見てくれています。
患者さんにとってはご不便をかける事もあるのですが、
いつでも医師が居て、いつでも往診なども対応できる状況が整ってくることは
地域にとって安心していただける環境と思います。
さらに外来の充実を図りながら来年には落ち着いて仕事ができる状況を整えていきたいと思っています。
法人内でも8月から積極的に研修に取り組む準備をしています。
働きやすい環境を目指して、活気ある暖かい雰囲気で、しっかりとしたケアが出来る法人を
目指していきたいと思います。
7月17日(水)18時から川尻安浦地域包括ケアシステムを樹立する会を
地域の政治家の方々をお招きして、私が講演をさせて貰う予定です。
基本、地域の方々を対象にお声掛けしますが、興味があればお問い合わせください。
人数の都合で参加をお受けできない事もあるかもしれませんが、
他の地域でも参考になる取り組みだと自負しておりますので遠慮なくお問い合わせください。
医療法人社団たつき会菅田医院 菅田医院 菅田宗樹
R元.6.24ブログ
昨年と違い、梅雨が遅れ水不足が心配される地域も出てきているようです。
私は医療もそうですが、何事も「ちょうどいいのがちょうどいい」という事がしばしばあります。
当院が専門としている湿潤治療もそうですが、ダイエットや糖質制限、仕事やスポーツなど
様々にやり過ぎは良くない事が多いと思います。
天気はちょうどいいが選べませんが、選べることは丁度いいでいいのではないかと思います。
ただ手を抜くという意味ではなく、すべきことはちゃんとしながらメリハリを持つことが
大切だと思います。
当法人は有給休暇をちゃんと取って貰えるように努力しております。
またリフレッシュ休暇や有給休暇とは別に誕生日休暇もあります。
年々、職員にとって働きやすい環境を目指して試行錯誤しながら就業規則を改良しています。
この夏は災害が少なく、ちょうどいい夏であることを願います。
皆さま湿度や暑さでバテないようにお気を付けください。
医療法人社団たつき会菅田医院 菅田医院 菅田宗樹
おなかもすっきり心も体も絶好調!!
お通じが1週間も10日もない。
おなかはもちろん、気分も悪く下剤をいくつも試し、かえって下痢や痔になってしまった、
なんていう経験はありませんか?
「便秘」とは個人差はありますが、便が出にくい、出ても硬い状態のことをいいます。
(2~3日に一度排便があれば便秘といいません)
便秘のうち特定の病気が原因でおこらない機能性便秘が慢性となったものが
いわゆる常習性便秘で多くの場合はこれにあたります。
常習性便秘は①弛緩性便秘 ②直腸性便秘 ③痙攣性便秘に分類されます。
便秘が続くと、排便しても硬いため、痔になりやすく、
さらにニキビや吹き出物ができる、肥満になる、気分も優れず不快感があるなど、
体調に悪影響が出ます。
毎日にすっきりとした「快便」で、心も体も気持ちよい日々を送りたいものです。
漢方薬にできることは??
漢方治療は乱れた腸の働きを整え、正常な便通を取り戻すのに優れた効果があります。
常習性便秘などでは西洋薬の下剤が合わなくお腹の調子が悪くなったり、
量ばかり増えてしまうという人もいます。
そういう方に漢方薬を使うことがあります。
① 大黄甘草湯 いろいろなタイプに幅広く用いられる
② 防風通聖散 腹部に皮下脂肪が多いタイプに用いられる。
③ 潤腸湯・麻子仁丸 高齢者のコロコロ便などに用いられる。
など多くの漢方薬が体質・症状に合わせて使われます。
便秘でお困りの患者さんは是非、ご相談ください!!
R元.6.7ブログ
女性のストレスと漢方~こころとからだを元気に~
今月は女性のストレスと漢方についてお話しします。
春先にははっきりとした身体の病気・精神的な病気でもないのに、
調子が悪い、からだのあちこちが痛い、何をするのもツラい、気分が思い・・・・など!
そういう悩みの背景には「ストレス病」が隠れていることがあります。
女性には毎月の女性ホルモンの変化、妊娠・出産、更年期といったからだの内側の環境が変化しやすく、
それだけでもツラいのに家庭や仕事でもプレッシャーがあり、ストレスへの抵抗力が弱ってしまいがちです。
ストレスへの抵抗力が弱ると不定愁訴、不眠、不安、イライラ感などが現れます。
それだけではなく、高血圧、糖尿病、動脈硬化、喘息、胃潰瘍などの疾患がストレスの影響で
発症・悪化してしまうこともあります。
漢方薬にできることは?
ストレスの治療には西洋薬(抗不安薬、抗うつ薬、睡眠薬)がファーストチョイスと考えています。
それから、行動療法などでストレスに対する抵抗力をつけていくことが大切です。
漢方薬は西洋薬でカバーしきれない症状の改善、西洋薬の減量・中止する時に大変役立ちます。
また、漢方薬の大きな特徴として長期に服用しても依存性を生じるという問題もありません!!
柴朴湯 → 不安感が強い、のどの異物感、動悸、めまい
加味逍遙散 → 愁訴が多い、イライラが強い、のぼせ
加味帰脾湯 → 意欲低下、抑うつ、不眠、貧血
抑肝散・抑肝散加陳皮半夏 → イライラが強い
柴胡加竜骨牡蛎湯 → ストレス病
など患者さんの症状に応じて、いろいろな漢方薬があります。
お困りの患者さんはぜひ、ご相談ください!!