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子供に伝え、そして自分も教わる…

桜の花も散り、新緑が目立ち始めましたが、新年度が始まり皆様いかがお過ごしでしょうか?
 
カープも出だし好調でしたが、現在はやや下降気味で心配ではありますが、
それでも首位をキープしています。
今年もマツダスタジアムにはなかなか行けそうにありませんが、
広島が盛り上がっていることは良い事だと思います。
 
さて、これまでにも何度かお知らせしてきましたが、息子たちは剣道をしています。
他の武道の事は良く判りませんし剣道の事もまだまだ奥が深く、
さわり程度ですが剣道に接していると人生を感じます。
武道といえば、私自身も小学校で数年間、少林寺拳法を習い、
学生時代に授業で剣道を習いましたが・・・当時は何も考えずにしていたように思います。
 
子供たちに伝えて、どこまで理解し、将来の役に立つか判りませんが、
人生を感じることをいくつか挙げさせていただきます。
 
1.最後まであきらめず、最後までやりきる!
 ⇒勉強でも仕事でも途中で投げ出していては、結果は出ないし認められない。
  最後までやりきることで自信につながるから、目標を立てて目標に向かって頑張るよう伝えています。
2.油断した時が狙い目であり、油断したら狙われる!
 ⇒自分がどんな時に油断するか?それを考えれば逆に相手が油断する状況を作り、そこを狙って
  一本取れる。
  自分は、その油断を作らないように普段の練習から注意して鍛錬すれば、集中力が育ち、
  剣道以外でも役立つと伝えています。
3.強くなる前にもっと大事なものがある!
 ⇒親は強くなるために剣道を始めさせたのではない。礼儀や集中力、体力や精神力を養うことが第一で、
  それが出来ずに剣道が強くなっても社会では通用しない。強いからこそ人に優しく、人の模範になる
  ように取り組んでほしいと伝えています。
 
子供に伝えながら、自分も多くのことを教えられ、反省し成長させてもらっていると感じます。

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多発する口内炎に

4月に入り、だんだんと暖かくなってきました。
今年は例年より夏に近い気温ですので、どんな服を着ればよいか、困っている方も多いのではないのでしょうか?

今回は、こんな季節の変わり目に多くみられる『口内炎』について紹介したいと思います。
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口内炎の発症には様々な原因があります。食事をしているときに間違って舌や頬を噛んでしまったり、
ストレスや疲れによる免疫力の低下、睡眠不足、栄養不足(ビタミンB2不足など)、口内の不衛生などがあります。
また、胃腸の働きが弱っているとその影響が口腔内の炎症として表れることもあります。
口の中に異物があるのですからどうしても気になってしまいますよね。ひどい場合には2週間ほども完治せず、
毎日の食事や会話のたびに苦痛に顔を歪めてしまうこともあるでしょう。


 
最近ではドラッグストアで塗り薬や貼付剤などが売られており、どうしても辛いときには手軽に対処出来るようになっています。
しかし何度も頻発してしまうケースもあるかと思います。漢方薬の半夏瀉(はんげしゃ)(しん)(とう)という処方は、
口腔内の粘膜組織の修復能を高める作用があると言われています。以下は、主な構成生薬の働きを表しています。
 
生薬
薬能
黄連、黄
口内炎の炎症を改善(抗炎症作用)
乾姜
下部消化管を温め、冷えや下痢を改善
半夏
吐き気止め
人参、甘草
消化管の機能を改善
 
半夏瀉心湯の名前にもあるように、『瀉心』というのは、熱や炎症、ストレスの影響により
発症している症状を改善するという意味を持ちます。
ですので、ストレスが原因の口内炎にも対応できると考えられます。
そして口内炎の増悪には、口腔内細菌(主にグラム陰性菌)が原因だと考えられておりますが、
この半夏瀉心湯にはグラム陰性菌の殺菌と発育を抑える作用があります。

高齢者の方は誤嚥性肺炎を悪化させないために口腔内を清潔に保つ必要がありますので、
口内炎が頻発するケースには適しているでしょう。
半夏瀉心湯をうがいの要領で服用すると効果が高いので、治りづらい口内炎には是非実践してみて下さいね。

川尻安浦は今です!

今年は地域や一本の木でも桜の開花時期がバラバラなようで・・・
もう少し花見が出来ますかね!?
 
さて新年度を迎えて、各所で様々な動きがあるようです。
川尻安浦包括の職員異動や川尻支所の介護保険調査員が不在になるなど情報が入ってきています。
 
他施設だけでなく、残念ですが当法人も同じような状況があります。
 
現在、地域包括ケアシステムの構築に法人として力を注いでいますが、
地域の包括が落ち着かなければコミュニケーションも取りにくく、前に進む事も出来ません。
 
役所や公的に近い施設でも、人員が落ち着かない今!地域包括ケアシステムを本当に理解し、
何をしていくべきかを共に考え、協力して頂ければと考えております。
 
川尻安浦は今です!
医療介護者がすればよいのではなく、将来安心して生活が出来なくなる事、
10年先現実に地域が崩壊することを地域全体で取り組み、そこに住む方々が
考えなければならないと思います。
 
なってからでは遅いのです!
しかし現実にそうなっている地域は身近な所に存在しています。
ちょっとした買い物が地域で出来ない、コンビニが無くなる。
文房具店や衣料品店が無くなればどれだけ生活が不便になるか!
介護サービスも家から30分以上かかる施設でないと利用できない。
地域から離れた所でないと入所できない。
最終的には行ける介護施設が無いということも起こってきます。
 
地域の事情が分かる人が、地域の人達と力を合わせて
皆で地域包括ケアシステムを構築して行きましょう!

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私の原点

花見シーズンとなりますが、皆様落ち着いて過ごされていますか?
卒業入学や入職、転勤などそれぞれ落ち着かない方も多いのではないでしょうか?

当法人も、地域の為に、利用者さんや職員の為にと様々に取り組んで来ましたが、
落ち着かない日々が続いています。

なかなか人の事は容易ではなく、法人職員、利用者さん、他施設などとの隔たりや、個人的なことまで
生きている以上は全て誰かのお世話になり、迷惑をかけ続けるのであろうと思います。
 
そんな中で先日、トヨタ自動車創業者、豊田喜一郎をモデルにしたリーダーズテレビドラマを
途中からでしたが、たまたま見ました。
昭和という時代を象徴した作品で、主人公は社長としての鏡であり、信頼関係や仕事の大変さ
そして情熱を感じさせてくれるものでした。
 プレビュー
今の時代、ゆとりのある恵まれた環境が当然である中で、私の原点を思い出させてくれたと思いました。
 
現在、法人として川尻安浦の地域包括ケアシステムを構築しようと乗り出していますが、
このドラマでも国産自家用車が非現実的だった時代に、自動車会社を設立して行くことの大変さが
示されているように、誰もまだ我が身と感じていない中で、このシステムを構築するには壁が高く、
職員にも負担を強いります。
 
しかし少なくとも私だけでも犠牲を払い、このシステムを構築し、
50年先、川尻安浦が残っていることを見据えて取り組みたいと思います。
それが本当の意味の子供たちの為でもあり、自分の為でもあるのだと信じています。
テレビの回し者ではありませんが、是非一度ご覧下さい!

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重症化した花粉症に

今年は暖冬でしたので、花粉の飛散量も例年より多いと言われています。
花粉症もちの方は、最近は特にしんどい日々を過ごされているのではないでしょうか?
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花粉症の症状で辛いのは、目のかゆみ、頻発するくしゃみ、かんでもかんでも止まらない鼻汁…。
人によって様々ではありますが、これらの症状が特に辛いことでしょう。
 
花粉症の際、どうしても鼻をかむ回数が多くなったり、強くかんでしまったりしませんか?
正しいかみ方をしないと鼻の粘膜を傷つけてしまったり、急性中耳炎を起こしてしまう可能性があるので注意して下さいね。
また、アレルギー反応はもちろん、炎症によって鼻粘膜の浮腫が起こり鼻づまりを発症します。
この鼻づまりが花粉症の症状を重症化させる要因なのです。
 
鼻汁は通常、前(鼻の孔)からでる『前鼻漏』とのどに落ちる『後鼻漏』として排出されます。
人間は誰しも1日1Lのサラサラした鼻汁を産生していますが、通常はのどに落ちている為気になりません。
しかし風邪や花粉症の場合では、鼻汁の量が過剰になったり、ネバネバした鼻汁が排出される
ので不快な症状を呈します。
後鼻漏では、鼻づまりだけではなく喉の不快感などを伴うため、睡眠不足になったり
体の不調をきたしやすくなるのです。
 
そこで、今回紹介するのは『葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)』という漢方薬です。
この漢方薬はその名のとおり、『葛根湯(かっこんとう)』がベースとなっています。
葛根湯とは皆さんご周知のとおり、風邪の漢方薬です。
これに、川芎(せんきゅう)辛夷(しんい)という生薬を加えて鼻づまりを改善する漢方薬として
使われています。
川芎(せんきゅう)には、
痛みやかゆみを抑える『去風(きょふう)』と、化膿に対応する『排膿(はいのう)』
という薬能を有しています。
そして、辛夷には、詰まったものを開通させる『通竅(つうきょう)』といわれる薬能をもっています。
 
鼻づまりが起こると、首や肩にコリを生じたり、頭痛を起こすことがあります。
この症状、風邪の初期症状に似ていませんか?
葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)は、“葛根湯を飲みたくなってしまうような
急性疾患(悪寒、発熱、無汗、項背部のコリ)に加えて、頭痛が強く、鼻づまりや鼻汁に難渋している”
というのが適応症となります。
鼻汁や鼻づまりの原因となる感染症や炎症に対しては葛根湯の部分が対応し、
川芎(せんきゅう)辛夷(しんい)は鼻汁や鼻づまり自体に対応する、という構成になっています。
 
ですので、花粉症が少し悪化し始め、風邪みたいな症状になってきたなと感じたら是非試してみて下さい。