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寒波の到来です。

寒波の到来です。
 
今年は本当に暑いですね!こんなに暑い夏は今までになかった。とか、
今年の冬は寒い!去年はもっと暖かかったのにとか・・・
例年挨拶の様に聞かれます。
 
今年は本当に暖かいと思いますし、温暖化を感じています。
あり得ない暖かいクリスマスに暖かいお正月、大寒になってやっと冬らしくなりましたが・・・
1月で寒さも終わりとか・・・
 
昔に比べて長期予想や週間予報もかなり正確になってきたように思います。
また天気予報も番組によっては興味をそそるように 、一つのテレビ番組、ドキュメントのように放送されるものもあります。
 
晴れには晴れの良さや必要な日差し、
曇りには直射日光のカットで曇りの良さ、
雨には雨の空気や地面の掃除や畑の命の水、
雪には子ども心ひく楽しさや明るさ、
風には風のすがすがしさ
しかし、これら自然は時に猛威を振るい、災害を引き起こす怖さに変わります。
 
人は自然界に喧嘩を売っているのかもしれません。
そして、宇宙や地球は人のものだと錯覚しているのかもしれません。
 
こんな思いが結局は戦争にもつながるのだと思います。
取り留めのない話をしてしまいました。
 
今年は 少しでもゆとりを持って、夢を現実に、明るく元気な1年になるように願っております。
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ウイルス性胃腸炎と漢方薬

ここ最近、急に寒くなり広島でも雪がちらほら降り始めましたね。
やっと冬らしく感じられるようになってきました。
冬場、特に12月~1月にはノロウイルスやロタウイルスなどのウイルスによる感染性胃腸症が流行し、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛や発熱などの症状で来院される患者さんが多くなります。
 
ウイルス性胃腸炎の一般的な治療では、嘔吐や下痢に伴う脱水に対して経口による補液を行い、症状や脱水が強いときには点滴による補液を行う場合もあります。
また、吐き気が強ければ制吐剤、腹痛が強ければ腸管蠕動抑制剤を頓用で使用し、整腸剤を数日服用して様子を見ることが多くなっています。
ほとんどの人は数日で治っていくことが多いですが、その間のつらい症状に苦しむことなく出来るだけ早く治って欲しいですよね…。

そんな時には漢方薬の出番です! 
まず試していただきたいのが 五苓散(ごれいさん) です。この漢方薬は5つの生薬から構成されています。
(下の表は、生薬の主な役割を簡単に示しています。) 
桂皮(けいひ)蒼朮(そうじゅつ)
体を温める
沢瀉(たくしゃ)茯苓(ぶくりょう)猪苓(ちょれい)
体の水分をコントロールする
 
五苓散(ごれいさん)は大人から子どもまで比較的安心して使え、おおよそ8割方はこの漢方薬のみで対応できると思います。
しかし運が悪く胃腸症状が長引いてしまった場合は、再度診療科へ受診し体の状態を診てもらってから、ほかの漢方薬に切り換えるなどの治療をおすすめします。
漢方薬には次の一手となる薬が沢山あるので、患者さん一人一人に合わせた治療が出来るのです。安心してくださいね。
 
五苓散(ごれいさん)の豆知識
今回はウイルス性胃腸炎の治療薬として紹介しましたが、五苓散(ごれいさん)はほかの症状でも広く使われています。
むくみ、二日酔い、暑気あたり、頭痛、めまいなど日常生活でよく見られる症状に対しても効果があるので、興味があればぜひ試してみてくださいね。

goreisan

改めまして新年あけましておめでとうございます。

改めまして新年あけましておめでとうございます。
多くの方々は仕事が始まり、学校も始まったことと存じます。
 
入居のある介護施設を開設し2回目の正月が過ぎましたが、例年の如く注射と処置などで外来を臨時で開き、施設に顔を出し、挨拶に回りました。
私は行けませんでしたが、3日には多くの子供たちが、蒲刈から太鼓を披露しに来てくれました。
 
医院と通所系も4日から始まり、新年のスタートをきりました。
 
大きな事故や病気もなく年越しできたことに安堵し、職員に感謝するところです。
 
さて今年は、昨年の取り組みが結果として出る年だそうです。
間違った取り組みや、取り組みをしなかった方には悪い結果が出てしまう恐れがありますのでご注意ください!
そして目標に向かってしっかりと取り組んだ方、組織は成果に現れる年だそうですので期待してください!
 
いずれにしても常日頃から前向きに取り組んでこられた方々が、幸せになれる世の中であってほしいと思います。
 
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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クリスマスにお正月… ~今年最後のご挨拶~

クリスマスにお正月、年末年始、皆様大変お忙しいでしょうが、楽しく賑やかに、元気で過ごされていることを願っています。
 
今年最後のブログにふさわしい内容と、ふさわしく無い内容をテーマとして書かせていただきます。
 
まず一つ目は、これまでに何度もお伝えしてきましたが、将来の人口推移、今回は特に呉市の推移について
考え、お伝えしたいと思います。
2025年問題、すなわち後期高齢者が最も増え医療や介護など大きな問題が生じることが推測されていますが、ここにさらに就労人口の減少が加わることはお伝えしてきました。
都会では、2025年以降も後期高齢者は増加する推計が出ておりますが・・・呉市では減少しはじめ、
2050年にもう一度増加します。
呉市でみてみますと、2025年、後期高齢者人口が最大になりますが、2050年には後期高齢者人口が現在とほぼ同数にもかかわらず、就労人口が2/3になっています。
すなわち、もっとも後期高齢者と就労人口の比が厳しくなるということです。
今でも医療介護者不足の中で、2050年には医療介護は崩壊していると言わざるを得ません。
 
では、これからどうなるか・・・当然にロボットやコンピューターの高度化で人員削減が可能となるでしょうが、とても追いつきません。
そうなれば外国人に頼るしかないのが現実かと思います。
もう少し考えますと、昭和40年代生まれ、第二次ベビーブーム世代が外国人にお世話になるという事です。
さらに私は、現在出している将来の人口推計は、大きく変わると思っています。
日本も、いつしかヨーロッパのように移民や移住など、当たり前の時代が来るのではないかと感じています。
 
こういったことを国やそれぞれの地域が、先手先手で手を打ってこそ国政、治政と思いますが・・・
国は都会中心、地方は国におんぶですから、十分な対策が出来るわけがありません。
年金も何のためにあるのか?国民が老後を安心して生活できるための制度と思っていましたが、今は老後を不安にさせる制度と感じます。
 
そんな中で、国は社会保障費を抑制しようと必死ですが、後期高齢者が増える中で限られた医療介護資源
(施設や各サービス、人員など)を抑制されれば1人当たりの仕事量は増えるが収入は変わらない。
当然に医療や介護を志す人は増えません。負のスパイラルを創り上げることになるのに・・・
財政ありきになっています。
 
財政危機であることは承知していますが、逆に現在を乗り越え30年後からは、社会保障費は勝手に減っていくのですから、国は今こそ社会保障を充実しなければならないと思います。
充実しなくて良い時の老人無料など、選挙票稼ぎのようなことをして、一番しんどい時を抑制し、また楽になったら過剰にふるまうのでしょうか・・・呆れてものも言えません。
 
最後、希望を持てる記事で締めくくりたいと思います。
 
大変プライベートで余談ですが、先日剣道2段の審査を受け、合格しました!
周囲はクリスマスイベントが終わり、イルミネーション、お正月ムードを感じ始めています。
 
黒田投手の現役続行に選手の補強、そしてサンフレッチェが優勝し、競技場の移転が前進しているように思われます。
野球人口よりサッカー人口の方が増えている状況で、マツダスタジアムのようにやり方次第では、経済効果を生むのではないかとも感じます。
 
来年には税制や雇用関係でも、いろいろなことが取り組まれるようですし、当法人も礎を築き、躍動の年になると思います。
 
経験者のケアマネが入り、法人内から3人のケアマネ受験合格者が出ました!
より一層必要な介護を、より高いレベルでサービスが受けられるように法人全体で高め、地域全体のお役にたてればと思っています。
 
昔からですが、広島には多くのプロスポーツチームがありますし、先日の世羅高校の駅伝アベック優勝など、様々な競技で広島のレベルは高く、嬉しいニュースを流してくれます。
数年前弱小だった川尻求道館も、地区優勝や比較的大きな規模の大会でも、優勝とはいかないものの準優勝やベスト4に入るようになりました。
スポーツ界だけでなく、様々な分野で国内外広島出身の方々が活躍されています。
 
来年は、より元気になる、嬉しい出来事が増えるように願い、今年最後の挨拶に変えさせていただきます。
 
今年一年、お付き合いいただきありがとうございました。お体にお気をつけて、良いお正月をお迎えください。

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漢方薬のおいしい飲み方 ~高齢者向け~

前回は『子ども向け』の漢方薬のおいしい飲ませ方について紹介しました。
その続編として今回は高齢者の方向けにスポットを当てて紹介したいと思います。
 
まず、なぜ漢方薬が高齢者の方によいと言われているか、ご存知ですか?
それは年齢を重ねるにつれて身体機能の低下や病気の長期化など、同時に複数の病を患う状態になることが多くなってしまうからです。
複数の病を治すためにはいくつもの診療科に通って、何種類もの薬を内服することになる…。
漢方薬には様々な心身の変化や不調、病気に対して細かく対応できる処方が沢山あります。
ですから、漢方薬は高齢者の方のこういった悩みを解決できる、とても有用な薬なのです。 
しかし、いくら有用な薬だといっても、飲みたくないと思ってしまうと意味が無いですよね。
特に高齢者の方の中には、食事の際にむせてしまう方や入れ歯を装着している方など、漢方薬を飲みたくても飲めないあるいは飲みにくい場合があります。
その場合の対処法についても紹介したいと思います。
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① お湯に溶かす、味付けをする
   こちらは、前回紹介した子どもへの飲ませ方とほとんど同様です。
ほかの方法を挙げるとするならば、お粥や味噌汁に混ぜてみると良いでしょう。

 
② 嚥下困難(食事でむせてしまう)の方には
   嚥下困難の方には、原則、汁物にとろみをつけて固めます。とろみは最初スプーン1~2杯から開始し、最大7~8杯まで加えます。
スプーン7~8杯のとろみを加えると、汁物もほとんどゼリー状に固まってきます。お粥などでも嚥下が困難な場合は必要に応じてとろみをつけると良いでしょう。
とろみ以外では、ゼリー状のオブラートにエキス顆粒を包んで内服させる方法もあります。現在は、チョコレート味、イチゴ味など色々な味がついているものまであります。
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③ 入れ歯を装着している方には
   漢方服用の際に入れ歯を外すという方法もありますが、手間な時もありますよね。
そういった場合には、お湯にエキス顆粒を溶かすという方法がよく使われています。他には、オブラートを用いると良いでしょう。
オブラートにも三角形、四角形、円形、立体などの種類があるので、ご自身に合ったものを探してみてください。