患者さん転院

079239私は父を継承して間もなく10年以上慢性疾患など継続して治療や検査が必要なのに受診が中断している方に手紙をおくらさせていただいております。

きれいごとを申し上げるつもりはありませんが、自己判断で中止され自己管理が出来ていない方、そして最も大きな理由は他院へ転院された方に情報提供、すなわち当院での治療や検査の経過を転院先にしらせる紹介状を書くことが主な理由です。

当然ながら当院へ他院から掛かられるときは情報提供を原則求めます。転院して情報が無ければふりだしで最初から検査をしなければならないこと、経過が判らなければこちらの判断も難しく、誤診や判断の遅れをまねき患者さん本人に不利益が生じることをお伝えしています。

なかなか患者さん側からすれば自分から掛かっていた先生に変わることを伝えるのは難しい事だということは判っているのですが、医師としての立場からすれば、医院の改善すべきこと、改善しようがないこと、患者さんの都合、理由は様々でそれを教えていただければ謙虚に受け止め改善できることはすぐに行う、そして患者さんのために他院に行かれても安心して掛かってもらえるように情報提供することが大切だと思っています。

最近の患者さんは昔に比べ受診回数が少なく、顔と名前がなかなか一致しないことが増え、信頼関係が出来ているとは言えない状況を感じます。そうなると事故の危険性も高まり、我々医療者はさらに注意し対応しなければなりません。本当に田舎であれば受診していなくても地域の人は皆知っていると言った状況もあるのでしょうが、コミニケーションが希薄化する中でなかなか難しいと感じます。

我々医療介護者は自分たちのためでなく、患者さんや利用者さんのために当たり前のことを当たり前に目配り気配り心配りしていくことが使命だと思いますし、常に当たり前に出来ているか自問自答し気付くことが大切だと思います。

人のために仕事が出来る喜びを患者さんや周囲の皆さんに教えていただきながら苦労はいろいろとありますが続けていかなければと思います。