厳しい暑さが続く中、8月7日に台風が接近通過しました。
呉市は直撃することはなかったので、大きな被害はなかったかと思いますが、
被害に遭われた方に対しましては、心よりお見舞い申し上げます。
台風接近の前日8月6日は、広島原爆の日でもあり、その3日後、8月9日は長崎原爆の日です。
昨年、オバマ前大統領が核兵器の廃絶を訴えて広島を訪問されたことは
記憶に新しいところです。
今年はオバマ前大統領の妹さんが広島市にお見えになられ、オバマ前大統領の心を継がれているものと思います。
さて8月6日の式典で、少し感じたことを挙げてみたいと思います。
まず例年のことですが、会場の平和記念公園に白い大型テントが設置されています。
純白なイメージで心洗われるような気分になるのは私だけでしょうか?
それでも、式典の会場は、かなり暑かったと思います。
次に毎年、小学6年生の男女が、心のこもったスピーチを行います。
いつも感心するのですが、とても上手なスピーチです。
心がこもっているばかりでなく、二人の息がぴったりでどれだけ練習したのか?
元々、コンクールか何かで表彰されるような小学生を選んでいるのか?
きっとインターネットで調べると分かるような時代なのでしょうが・・・
あえて調べず、想像で留めておきます。
あともう一点、式典も終わり、夕方の灯篭流しが行われた元安川の映像を見て、
あまりの外国人の多さにビックリしました。
昨年オバマ前大統領が来られたことが大きく影響しているのかと思いますが、
関心を持ってもらえることはとても良いことだと思います。
そうした輪が広がり、世界平和にいつか繋がることを願います。
最後になりますが、核兵器禁止条約に唯一の被爆国でありながら、
日本国として条約参加していないことには憤りを隠しきれない。
憲法改正も戦争に近づく方向であることは間違いなく、歴史が繰り返されてきたことを顧みず、
平和ボケとしか言いようがない政府の方針に日本人として情けなく感じました。
米国は同盟国で、核の傘下に守られていようと日本は非核のリーダーシップを取らなければならない
立場で、条約参加しないことは世界各国からも理解されないことは言うまでもないと思います。
米国からの観光客が増えている中で、米国人も不思議と思われるのだろうと思います。
原爆投下から72年が経過し、生存している被爆者の平均年齢も80歳を超えていますが、
非核化に向けて若者が引き継ぎ、決して忘れてはいけないことだと思います。
人はどうして争うのでしょうか?人はどうして比べるのでしょうか?
世界平和のために不要な思いは捨て去るべきではないでしょうか!?