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早めの治療と抵抗力をつけることが大切です!~高齢者のかぜ~
高齢者や虚弱体質の人は、抵抗力が弱まっていることから、かぜを引きやすく、治りにくいのが特徴です。
また、胃腸の調子が悪くなったり、かぜが引き金として、気管支喘息がぶり返したり、
肺炎などの合併症が起こることもあります。
また間質性肺炎やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)・肺気腫の急性増悪期を引き起こしたりもします。
今、流行ってきている季節性のインフルエンザのように症状の激しい場合、
重症化すると命にかかわることがあるので注意が必要です。
かぜには特効薬はありません。
とくに高齢者や虚弱体質のかぜ予防には免疫力を高め、ウイルスに負けない体を作ること。
こじらせないうちに早めに治療することが大切です。
とくに今の時期(インフルエンザの流行期)にはワクチン接種を必ず受けて、予防することが重要です。
漢方薬にできること!!
抵抗力の弱まった高齢者は、かぜの諸症状のほかさまざまな体の不調を訴えることがあります。
もともと持っている自然治癒力を高めることが漢方薬の特徴です。
主な漢方薬としては
① 麻黄附子細辛湯 ➡ 顔色悪い、頭痛・発熱・悪寒、咳が出る
② 竹筎温胆湯 ➡ 微熱が長引き、痰が多く出て眠れない
③ 麦門冬湯 ➡ 乾性の咳嗽
④ 補中益気湯 ➡ 虚弱者で胃腸が弱い、寝汗をかく、食欲不振・倦怠感
このような漢方薬が体質や症状にあわせて使われます。
今はかぜもインフルエンザも流行ってきています!
お困りの患者さんはぜひ、ご相談下さい!!
R元.12.9ブログ
今年も残すところ、数週間となり寒さ厳しくなってきました。
現在当法人では来年度(当法人は6月)の体制を考えながら、
様々な準備や取り組みを行っております。
今年は、山下先生が加わり往診体制が変わりつつあります。
さらに9月より整形リハビリ専門の石井先生も加わって頂いております。
今回は専門の石井先生が主で対応しようとしている、整形やリハビリの往診ついて
ご紹介させていただきます。
私はこれまで総合医として、内科的疾患は勿論、整形や皮膚科、創傷
特に在宅患者さんでは褥瘡治療に携わってきました。
なので私自身は対応が難しい患者さんは少なかったのですが、在宅を対応されている先生方の多くは
内科医です。
そうなると腰が痛い、肩や膝が痛い、手が上がらない、歩けないといった多くの方が
在宅や施設で痛み止めと湿布で我慢されているのではないかと想像しております。
そうした方々に関節注射やブロック注射、さらには訪問リハビリと連携したリハビリで
少しでも痛みを和らげ、日常生活レベルを改善させれるのではないかと考え、
医療機関や施設など、さらには基幹病院にもご案内させていただいております。
寒くなるとこれまで以上に動けない、痛いといった状況になりやすく、当院がお役に立てればと存じます。
当院かかりつけの患者さんは勿論、他院かかりつけや他法人の施設に入られている方でも
対応は可能ですので、かかりつけ医や施設の担当者にご相談ください。
(症状と施設によっては対応が難しい場合があります)
来年も地域の為にお役に立てるように取組んでまいりますので、
ご支援とご協力をいただきながらより良い町づくりをしていきましょう!
医療法人社団たつき会菅田医院 菅田医院 菅田宗樹
R元.11.24ブログ
朝晩、日によっても寒暖差が大きい日が続きますので、体調に注意しましょう!
さて当院では診療体制を充実させるため、変更が重なっておりますが、
最近は火曜日や水曜日の午前の駐車場が満車になることが多くなっております。
様々に原因は考えられますが、当院でも対策を考えている所です。
すぐに出来ることとしまして予約制の充実による分散をできないかと考えております。
皆様には大変ご迷惑をおかけしておりますが、
特に9時台は満車になっておりますので、時間をずらして予約頂ければと思います。
予約患者さんにはほとんど待ち時間なしで対応するため、
予約の枠を多く取っていないのでいっぱいになる事も予測されますが、
便利に活用いただければと存じます。
曜日はその時々で異なりますが、11時以降や午後の診療が比較的空いております。
ただ17時過ぎますと増えることも多いようですので、
ご参考にしていただければと存じます。
尚、今後インフルエンザなど高熱で受診される方も増え、重症者を優先しますので、
順番が変わることもあります。
皆様のご理解ご協力のほど何卒宜しくお願い申し上げます。
原因をつきとめ早めの対処を!!
せきは、気道に異物、ほこり、煙など何らかの刺激が加わったときに起こる
一種の反射反応で異物や刺激物を取り除くための防御の役割をしています。
せきには
「コンコン」という痰の出ない乾いたせき(乾性咳嗽)と
「ゴホンゴホン」という痰を伴う湿った咳(湿性咳嗽)の2つのタイプに分かれます。
乾いたせきはかぜの初期や急性気管支炎などが疑われます。
長い間せきが続く時は咳喘息や肺結核の疑いもあります。
乾いたせきも続くと湿ったせきに変わることもあります。
湿ったせきはかぜや気管支炎の進んだ状態や、肺炎、肺結核、気管支拡張症などが疑われます。
痰が出る場合、痰の量や色、粘りなども病態を見分ける大事なポイントになります。
症状を抑えると共に原因に対する治療も大切です。
漢方薬にできることは?
漢方薬では咳と痰だけでなく全身状態と個人の体質を診て処方が決まります。
① 麦門冬湯 ➡ 気道の炎症を抑え気管を潤し咳をしずめる
② 小青竜湯 ➡ 風邪の初期で湿った咳、薄い痰が出る場合
③ 清肺湯 ➡ 炎症が強く、粘性・膿性の喀痰の場合
④ 滋陰至宝湯 ➡ 比較的切れやすい痰で量のさほど多くない場合
⑤ 滋陰降火湯 ➡ 老人・虚弱者で夕方・夜間に咳が頻発する場合
熱があるか?のどが痛むかどうか?くしゃみや鼻水を伴うか?痰が粘り気があるかなど
症状によって薬が違います。
「たかがせき」と思わず早めにご相談下さい!!
R元.11.4ブログ
過ごしやすい秋が過ぎ?すでに冬の寒さを感じます。
例年になく早いインフルエンザの流行が始まっております。
さてそんな中でプロ野球も終わり、ラグビーワールドカップも終わり、
フィギュアスケートのシーズンであり、バスケットのシーズンでもあります。
サッカーは大詰めですが、先日テレビを見ていて
日本でプロ選手が一番多いスポーツはサッカーである!?〇か×か?
答えは×、プロゴルファーだそうです。
確か6000人以上だったかと・・・
トーナメントに出るプロだけでなくレッスンプロも居ますし、定かではありませんが
一度プロになったら、死ぬまでプロなのだろうと思います。
野球かな?バレーか?いややっぱりサッカーか?など考えましたが、全く考えなかったプロでした。
どうしてもテレビに出たり、リーグがあるものがプロのように思いますが、
もっと視野を広げなければならないことを教えられました。
また思い込みは視野を狭まる要因になることも感じました。
こんな経験は人生で沢山あると思います。
社長!先生!と言われると会社の社長と教師や医師を想像しますが、様々な場面で使われます。
言葉は難しいです。
しっかり風邪予防をしてください!