ブログ

このエントリーをはてなブックマークに追加
Clip to Evernote
サイト管理人のブログです。

ブログ一覧

大切な仲間とともに…

同級生、友達、仲間など皆さんには沢山いますか?

何かの時に助けてくれるのも周囲の人たちであることは少なくないと思います。

苦しい時、忙しい時、行き詰った時、困った時・・・

nakama.fw

 

この度、クラブ活動を共にした同級生が当法人に就職しました。

私がお願いして来ていただきましたが、上下町から半単身赴任状態で来てくれました。

現事務長も私と仕事をしたいと10年ほど前に来てくれて今でも久井町から通われています。

以前に書いたことがあると思いますが、医師として職員や医療関係者が掛かってくれることは医師としての評価をいただけていると大変嬉しく思います。

そしてこの度のように私の元に人が集まってくれることは私の人間性を認めてくれているのかと感じます。 

普段から誰かのために生きているといつか困った時には助けてもらえる。

一生懸命生きていれば何かの時に手伝ってくれる。

と言うことをしみじみと身に感じています。

私は元々介護関係には詳しくもなければ、取り組むつもりもありませんでした。

事務長が介護事業をしたいと始めたわけですが、するからにはどこにでもある介護施設をする気はないと、心に誓い取り組んで来ました。

しかし世の中は甘くはありません。職員を集めること、向上心と積極性を持って取り組んでもらう事、良かれと思い判断したことも全員が同じ思いではないこともしばしばあります。

それでも職員には伝え続けていくしかないと思っています。一人でも多くの職員が当法人の理念を共感し、歩んでくれるように取り組みを進めていかなければなりません。

ケアビレッジたつきも開設し、半年が過ぎ、道半ばです。

これから利用者さんが安心、安全に生活され、心のオアシスになるように、そして職員は明るく楽しく仕事をし、自分の仕事に誇りを持てるような施設に発展して行けれ ばと思います。

その協力者として同級生が来てくれました。

管理者達の益々の協力を得ながら共に歩んでいけることを楽しく感じながら当法人の未来に希望を感じています

乾燥肌が気になる方へ

まだ11月だというのに早くも雪の便りが聞こえてきました。寒暖差が激しく風邪にも注意が必要ですが、空気も乾燥し、肌の乾燥も一層気になる季節となりました。

081971

皮膚は表面から、表皮、真皮、角質層と分けられますが、表皮の最も外側にある角層の水分量が低く、皮脂の分泌が少ない状態を乾燥肌(ドライスキン)といいます。男性よりも女性に乾燥肌は多く、また加齢にともなって乾燥しがちになります。肌が乾燥すると、外部からの刺激を受けやすくなり、かぶれや湿疹の原因にもなりますので注意が必要です。

西洋医学的には、保湿外用剤など皮膚を保護する薬が用いられます。痒みが強いときは、ステロイド外用剤や抗ヒスタミン薬の飲み薬なども用いられます。

漢方では、乾燥肌は「(けつ)」が不足したり、滞っている状態と捉え、主に「(けっ)(きょ)」と診断します。代表的な治療薬は四物(しもつ)(とう)です。ただし、四物(しもつ)(とう)は単独で使われることは少なく、他の漢方薬と合わせて使われることが多い薬剤です。

四物(しもつ)(とう)は、当帰(とうき)芍薬(しゃくやく)川芎(せんきゅう)()(おう)から構成されています。この組み合わせを含む代表的な漢方処方には、温清飲(うんせいいん)当帰飲子(とうきいんし)十全(じゅうぜん)大補(たいほ)(とう)などがあります。

 

1.温清飲(うんせいいん) (57): 温清飲(うんせいいん)は、黄連(おうれん)解毒(げどく)(とう)四物(しもつ)(とう)の合方になります。効能は、「月経不順、月経困難、血の道症、更年期障害、神経症」となっていますが、その実態はほとんどアトピー性皮膚炎など、肌が乾燥し、痒みが強い皮膚症状に対して用いられることが多い漢方薬です。

2.当帰飲子(とうきいんし)(86) : 虚証の方の乾燥した皮膚掻痒症に用いられます。

3.十全(じゅうぜん)大補(たいほ)(とう)(48) : ()君子(くんし)(とう)四物(しもつ)(とう)の合方に更に黄耆(おうぎ)桂皮(けいひ)を加えたものです。気も血も虚した状態、つまり疲労感が強く、肌も荒れて、弱い方に用いられます。

また、最近では、漢方薬として飲むだけでなく浴用として用いることも研究されています。富山大学の皮膚科の研究では、当帰(とうき)()(おう)の入浴療法で角質水分量、水分保持能に有意な改善が得られることが明らかになっています。用い方は、当帰(とうき)()(おう)それぞれ2gを熱湯にて煎じて、入浴剤のようにお風呂に入れるとのことです。

肌の乾燥は、美容的にも気になりますね。気になる方はご相談下さい。

日本シリーズ

阪神タイガースとソフトバンクホークスの対戦が決まりました。

息子にどっちを応援するか聞かれた時にダイエーと阪神なら阪神と言いました。

息子が少し戸惑っているのを見て気付きました。ダイエーでは無かったと・・・( ̄ー ̄;

そしてすぐにソフトバンクが出てきませんでした。

私は阪神を応援します。巨人なら違いますが、その他であればセリーグを応援します。

来年こそは広島東洋カープが日本シリーズにリーグ優勝と共に制覇し日本一に輝くことを願っております。カープ.fw

 最後に話は変わりますが、呉市内で焼山と長浜、広でインフルエンザが出ているようです。

川尻には広から入ってくることが多いですし、安浦は焼山、黒瀬から入ってくることが多いです。

今年は早い流行になるのか?毎年違って予測しにくいです。

皆さんお気を付けください。

地球のふしぎ━皆既月食

月食がありましたが皆さん見られましたか?

8747a1ed7702c0573bc475071f55db23_s

私は医師会で見ましたがこんなに宇宙は広いのに色々な現象が起こるものだと不思議に思います。

広大な宇宙の中で軌道があると言えども太陽と地球と月が直線的な位置にならなければ起こらない現象です。

素人らしく素人のようなことを述べますが、地球と太陽に対して月が垂直の軌道で動いていればこの現象は起こり得ません。

太陽系も銀河系も宇宙の中で大体同じ平面上に軌道を描くようになっているようですのでこのような現象が起こるのでしょう。

宇宙とは本当に不思議なものです。子供のころに宇宙はどこまで広がっているのか考えたことがありますが・・・勿論答えは導き出せません。

宇宙は無限なのでしょうか?考えれば考えるほどパニックになりそうです。

少し話題を変えて天気について最後に述べさせていただきます。

先日も台風が通り過ぎましたが、また次が来ているようです。

地球上に生きている以上、自然災害はどんなに対策しても避けて通れないと思います。

もしかしたら将来台風を発生させない、軌道を変える、天気を調節できるなど可能になるのかもしれませんが、きっと地球の自然、気候などは地球が存続するために自然に発生するものではないかと感じます。晴れれば日の恵、雨が降れば水の恵、曇れば日陰の恵と、考えようです。

最近また空を眺めることが減ってきました。ゆっくり雲の流れや星など見てみたいものですが、しばらく無理そうです。

バカな天文学者のようなことを書いてしまいました。何かお気付きの点などございましたら教えてください。

096269

頭痛と漢方

朝夕めっきり涼しくなってきました。季節の変わり目を実感できる今日この頃ですが、1年後にはまた消費税が上がるのでしょうか、頭の痛い話です。

さて頭痛にも色々な頭痛があります。日本頭痛学会が紹介している国際頭痛分類では大きい分類として、一次性、二次性、その他と分けています。細かな分類ではその中で更に14種のタイプに分けているのですが、一般的に頭痛として馴染みがあるのは一次性のもので、片頭痛、緊張型頭痛ではないでしょうか。

032934

日本頭痛学会が作成している慢性頭痛の診療ガイドラインでは、5種類の漢方薬が掲載されています。でもそれら漢方薬のできた時代には当然、そうした分類はありません。自他覚的な症状によって分類されます。


1.呉茱萸(ごしゅゆ)(とう) (31): 頭痛がひどく嘔吐する。手足が冷える。

2.(けい)()人参(にんじん)(とう)(82) : 冷え性で胃腸虚弱。心窩部の圧痛。のぼせ。

3.(ちょう)藤散(とうさん)(47) : イライラ。高血圧気味。

4.(かつ)(こん)(とう)(1) : 後頭部・首・肩にかけての凝り。

5.五苓散(ごれいさん)(17) : 雨降り前の頭痛。


漢方の診断の第一歩は、冷えがあるかないかです。つまり、熱(暑さ)により増悪するのか、冷え(寒冷)によって増悪するのかです。

冷やす薬を清熱剤と称します。石膏(せっこう)黄連(おうれん)黄(おうごん)黄柏(おうばく)などが入った漢方薬が該当します。処方名では、(ちょう)藤散(とうさん)黄連(おうれん)解毒(げどく)(とう)などです。

逆に温めて冷えを改善する生薬には、乾姜(かんきょう)附子(ぶし)呉茱萸(ごしゅゆ)山椒(さんしょう)などがあります。頭痛に使う漢方薬としては、呉茱萸(ごしゅゆ)(とう)(けい)()人参(にんじん)(とう)(かつ)(こん)(とう)などです。

次のステップとして、()(けつ)(すい)の概念です。

1. ()(きょ)(胃腸が弱い)~(けい)()人参(にんじん)(とう)半夏白朮天(はんげびゃくじゅつてん)()(とう)

2. 気うつ・気逆(イライラ感や抑うつ感)~(ちょう)藤散(とうさん)黄連(おうれん)解毒(げどく)(とう)加味逍(かみしょう)遙散(ようさん)

3. 血虚(貧血、生理不順)~当帰(とうき)(しゃく)薬散(やくさん)

4. 瘀血(末梢循環不全)~桂枝茯苓(けいしぶくりょう)(がん)桃核承(とうかくじょう)()(とう)

5. 水毒(浮腫、水分代謝異常)~五苓散(ごれいさん)当帰(とうき)(しゃく)薬散(やくさん)

 この他にも鎮痛剤のように頓服でも使われる川芎(せんきゅう)茶調散(ちゃちょうさん)などもあります。代表的なものだけを書きましたが、このように多くの漢方薬が頭痛に用いられます。いずれにしても、冷えのあるなし、胃腸の強弱が処方決定の基本となります。