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サイト管理人のブログです。

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H29.10.30ブログ

突然ですが、自由とはなんでしょうか?皆さんに自由はありますか?
私は今まで自由な人間だと思っていましたが、
今更ながら本当に私は自由な人間なのだろうか?
また、自由とはどんなものなのだろうか?
と考えるようになりました。
自由な〇〇と言えば?って聞かれたら、自由な時間、自由な意見、自由な仕事、自由な場所・・・
って、なんとなくわかるのですが、自由とは?と言われると、何が自由なのだろうと感じます。
 
私自身が自由だなぁと感じるのは、意見が自由に言えることかと思っています。
様々な発想で、馬鹿正直に思いついたことを発案したり、意見したりして、
周囲の方々を巻き込んでいるからです。
 
しかし冷静に考えると、自由に仕事はできませんし、時間もほとんど制約され、
気付いたら1日が終わります。
私がどこで何をしているか必ず誰かは知っている状況でもあります。
当然に仕事柄、例え遠くに出ていても急いで帰らなければならない状況もありますし、
携帯電話で常にメールを確認しなければなりません。
ちょっとした時間があると、散髪や買い物に行くこともありますが、めったにありません。
誰かと食事に出かけることもありますが、ほぼ仕事上の付き合いが多く、
同級生や普段会えない知人と時間を合わせることは至難の業です。
 
そんな中、私なりに本気に取り組んでいるものとして、子どもの剣道があります。
私の勝手で自由にしているのだから、自由とも取れます。
ただ、剣道で多くの時間を費やすので、相当大事な予定以外は入れません。
仕事の書類整理や雑務などは翌日早朝や休みの日に行い、
子どもの剣道を最優先で取り組んできました。
 
会社員の方なら私よりもっと時間に制約があり、自由でない方も多いかと思います。
 
それだけに自由と言う言葉に誰もが心惹かれるのではないかと思います。
 
ただ、何か自由を任せられたとしても、責任をしっかりと果たし、
目標を定めてやりきること、これらは人として当然のことかと思います。
この仕事を選び、様々な取り組みをさせてもらっているだけで
ありがたいと感謝するのが良いのだろうと思いますが・・・
忙しさが増す中、心の奥で『自由がほし~い』と、正直な自分の叫びが時々聞こえてきます。(笑)

freedom
 

漢方薬によるインフルエンザ・風邪治療!

今週に入って突然寒さが増しましたね。
体温調節を適宜行い、風邪を予防しましょう。
今年はすでに川尻地区でも例年に比べて一足早くインフルエンザの発生報告がありました。
今回はインフルエンザや風邪の感染を予防・治療する漢方薬を紹介します。
 
①  予防する漢方薬 ~補中(ほちゅう)()(っき)(とう)
  新型インフルエンザの予防法としては、現在のところインフルエンザワクチンや
  抗インフルエンザ薬による予防が一般的です。
  しかし、ワクチンの接種が必ずしもインフルエンザの罹患を予防するわけではない
  ことは皆さんもご存知だと思います。
  補中益気湯は、免疫力や消化機能を高める漢方薬として知られ、虚弱体質、病後の
  体力増強、食欲不振や夏痩せなどに広く使用されています。元気をつけたり、
  免疫力の低下による易感染状態を改善してくれるお薬です。

  この漢方薬を使うとよい人というのは、毎年インフルエンザや風邪にかかってしまう人や、
  感染するとリスクが高い人(COPDや喘息のある人など)、受験生などです。
  補中益気湯は風邪やインフルエンザの回復期にみられる倦怠感などにも効果があります。
 
②  治療する漢方薬~()黄湯(おうとう)
  皆さんがよくご存知の、()(っこん)(とう)という漢方薬は風邪の引き初めに飲むお薬です。
  麻黄湯という漢方薬も使い方は非常によく似ております。

  ではどういったときに使い分けるのか。
  それは、インフルエンザのように強い感染性をもつ場合に麻黄湯を用います。
  麻黄湯は、別名:麻杏桂甘(まきょうけいかん)(とう)といい、葛根湯よりも体を温める作用が強く、
  構成生薬数も少ないのでとても効き目がシャープに現れます。
  ですので、わが国でも古くから風邪やインフルエンザなどの急性期疾患に用いられてきました。
  最近の臨床研究ではタミフルやリレンザなどの抗ウイルス薬と同等の抗ウイルス作用、
  解熱作用があると認められています。

  麻黄湯は身体の免疫機能を高めてあげる働きをすることによって抗ウイルス作用を発揮するという
  ほかの薬と違った作用を持っています。
  インフルエンザなどでは関節痛や頭痛、寒気などの症状も強く出ますが、
  そのような場合に麻黄湯を併用したり、用量を増やしたりなど工夫することが可能です。
  また構成生薬の杏仁には鎮咳作用もあるので、のどの痛みにも対応しています。
 
漢方薬は風邪などの急性期疾患に非常に高い効果を示すので、是非参考にしてみてくださいね。

infuru

H29.10.10ブログ

今回は自分の事を述べてみたいと思います。
皆さんからは意外であったり、違うと思われる部分もあると思いますが、
私自身が48年生まれ育って感じていることを書いてみます。

大反響が有ることを期待しております。(笑)
 
自分を一言で言うならば「バカ」とか「極端」です。
分かりやすく言えば、
「バカ正直」「思い込んだら突き進む」「やる時はやる、やらない時はやらない」「中途半端が嫌い」
随分前にも書きましたが、小学校から大学までの間に先生や先輩、同級生からの言動で
見聞きしたことがとても自分の中に残り、最終的には「無限」という言葉にたどり着きました。
 
自分は一人であり、与えられた時間は皆さんと同じ1日24時間です。
無限なんてありえないことも理解出来ていますが、もう限界だと思った時に自分の成長は終わる。
そういう精神を多くの方々から教わりました。
自分がどのように思われようと、自分の思いは正直に示し、伝える。
出来ること、すべきことはとことんやる。
出来ないこと、すべきでないことは断る。
こうして生きてきた結果、他人を巻き込んだり、喧嘩になったり、不幸にしたり・・・
逆に幸せにしたり、人の役に立ったこともあると思います。
いずれにしても人から見てわかりやすい人でありたいと思っていますし、
信じて貰える人でもありたいと思っています。
 
理事長という立場になって、本当にバカ正直で、バカみたいに突き進んでいては組織は続きませんので、
その辺はバランスを取っているつもりですが、職員はそんなことはないと思っている人も多いかもしれません。
ただ一人ひとりの気持ちや立場を理解し、それぞれに最良の方向を導き出せればと思っています。
そうした姿勢を感じ、安心し、信頼して私に付いて来てくれる方々が増えていけばと願います。
最終的には法人理念を理解・実行出来たら、私が居なくなっても法人は繁栄していき、
必ず地域にも貢献できると思います。

それが、私の一つの願いでもあります。
 
いつまでこのような気持ちで、様々なことにチャレンジしていけるかわかりませんが、
続けていくには努力と忍耐、精神力が必要なのだと思います。
それを理解して、支援してくれる方々が地域にも増えていけばと願っております。

 sugataman

H29.9ブログ part2

最近ふと考えるのは、生活をしていく上で、昔と今とで皆さんは何が違うと思いますか?
 
私は職業柄もあるのか、手間が減り、効率的になったと思っています。
その反面、煩わしいことも増えてきたと感じます。
 
医師は学会発表や論文などを書きますが、教授、上司のチェックが入り書き直しです。
昔なら全て手書きですから、書き直しです。今ならワープロででも簡単に直せます。
とても効率的ですが、その反面昔に比べて書類作成が増えました。
手術の同意書、輸血、検査など様々です。
同意書を書いたことを確認するための同意書のようなものまで存在するとか・・・。
書式が統一され、自署が減り、出処が明らかでなくなってくる便利な世の中だからこそなのかもしれません。
 
高度なことがパソコンで出来るようになったためか、テレビやスマホ、様々な電気製品が高度化しています。
使いこなせていない現実よりも、技術の進歩が加速し、使いこなせない人には余計な機能であり、
使うのがより難しくなってきます。
昔のテレビのリモコンのボタンはスイッチとチャンネルと音量だけです。
でも今は沢山のボタンが有り、DVDなどと合体して、とても複雑になっています。
私は面倒なので、子供にチャンネルを変えてもらうようになりました。
 
スマホも変えたときは本当に不便でしたが、慣れればとても便利です。
仕事柄でも大変に役立ちます。
往診に行くナビになりますし、知らない薬や詳しくない病気を調べたり、医療機関の情報を確認したり、
書類や創を写メに記憶させたり。
とても便利ですが、保存義務やデータ漏洩の管理が必要になり、手間や費用が発生します。
 
よし悪しですが、本当は便利でない時代のほうが、報連相やコミュニケーションが出来ていたように思います。
便利を知ると昔には戻れませんが、科学が進めば進むほど、世界平和が揺いでくるようにも思います。
 
皆さんはいつ頃が良かったですか? 

 mukashitoima

漢方薬で便秘解消!

高齢者、こども、女性に特に多いとされる『便秘症』。
“何日間便が出ないと便秘”と明確な定義があるわけではありません。
便が出ないことにより感じる不快感や苦痛などが問題です。

今回は便秘を解消する漢方薬についてざっくりと紹介したいと思います。

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左記の図はツムラさんが出している便秘処方の選択の目安ですが、
このように便秘や腹部の膨満感に用いる漢方薬は色々あります
 
 
(じょう)()(とう)類:大承(だいじょう)()(とう)調胃承(ちょういじょう)()(とう)
刺激性下剤(腸管を刺激する)の大黄(だいおう)と塩類下剤(便を柔らかくする)の芒硝(ぼうしょう)の2つの生薬を
組み合わせた構成になっている漢方薬を『(じょう)()湯類(とうるい)』と呼びます。
腸管を刺激しながら苦痛を抑えてスムーズな排便を促すように構成されています。
 
大黄甘(だいおうかん)(ぞう)(とう)
大黄と甘草からなるシンプルな漢方薬です。甘草は痛みや痙攣を緩和します。
常習性の便秘に広く用いられます。
 
麻子(まし)(にん)(がん)(じゅん)(ちょう)(とう)
(じゅん)下剤(げざい)と呼ばれる麻子(まし)(にん)(きょう)(にん)()(おう)が含まれています(※麻子仁丸は地黄を含みません)。
これらは小腸内の腸管水分分泌を高める生薬ですので、便が乾燥して出ない、
うさぎのコロコロ様便が出るという場合に適しています。
特に麻子仁丸には、胃もたれを起こしやすい地黄や低カリウム血症の要因である甘草を含まず、
刺激性下剤の大黄を含んでいるので高齢者に優しい漢方薬です。
 
(けい)()加芍薬(かしゃくやく)大黄(だいおう)(とう)大建中(だいけんちゅう)(とう)(けい)()加芍薬(かしゃくやく)(とう)
これら3つは便秘に対応するというよりも、それに伴う腹部症状を改善する目的で用います。
どれも腸管の機能が低下している状態を改善する処方です。
少し便秘傾向が強ければ桂枝加芍薬大黄湯、冷えや腹痛が強ければ大建中湯、
痛みやしぶりばらがあれば桂枝加芍薬湯という選択になってきます。

便の状態や腹部症状によって用いる漢方薬は様々ですが、
ご自分の症状に近いものと照らし合わせて、気になった処方があればご相談くださいね。

benpikaisyou